講談社学術文庫<br> 実存から実存者へ

講談社学術文庫
実存から実存者へ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 238p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784061592575
  • NDC分類 135.5
  • Cコード C0110

内容説明

リトアニアに生まれ、ストラスブール大学に学んだ後フランスに帰化したユダヤ人哲学者レヴィナス。第二次大戦に志願するがドイツの捕虜収容所に囚われて四年を過ごし、帰還後ユダヤ人を襲った災厄を知る。かつての師ハイデガーのいう「支配する主体」の対極に、レヴィナスは「実存者」を措定、戦争で露呈した現代人の「実存」の運命を考察する。時代を深く予見したフランス現代思想の巨匠の代表作。

目次

実存との関係と瞬間(実存との関係;疲労と瞬間)
世界(志向;光)
世界なき実存(異郷性;実存者なき実存)
実詞化(不眠;定位;時間へ)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

午後

2
実存から実存者へ、無名の〈ある(il y a)〉から固有の実存者への、その実詞化の瞬間として、比類なき現在を取り戻すための試み。2022/03/01

ナディル

1
哲学の素養がないので無理は承知で再読。断片的には興味深く読めるところも多々あるのですが。自分自身の実存にある経験的なイメージを持っていますがレヴィナスのいう実存はそれよりもう少し行為的な感じがします。最大の関心事はレヴィナス的な実存にとっての「神」なのですがそのあたりのことは残念ながらよく分かりませんでした。2024/01/31

蝉海

0
再読。訳者があとがきで述べているように「あまり見通しがいいとはいえない」(P217)本書ではあるが、「実存」に対する探究心を妙にくすぐってくれる内容である。全編に渡り、実存を意志することの必要性とと実存志向の凶暴性を同時に暴露するという冒険的思弁が展開され、「実存=現『実』に『存』在すること」と「存在そのもの」の相関性について豊かな想像力を働かせてくれる著作といえる。2013/07/28

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