内容説明
社会科学の泰斗ヴェーバーが、「理念型」という新概念に基づき歴史事実の分析・総合を行う方法論を確立した画期的な書。社会科学を理解し研究するための基礎的論述。
目次
1 経験的知識と価値判断(価値判断の科学的批判;理想と科学的研究)
2 社会科学的認識の「客観性」(文化科学の認識論;理念型概念)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nitti
2
日本語訳は非常に読みやすかったが、いかんせん内容がさっぱり分からない、2周読んだけれど、何にも分からなかった自分の頭が憎い。もう少し関連知識をつけてからじゃないと分からないのでしょうか。 まだ私には早すぎた本でした・・・・・・2015/12/21
tubokabi
1
最終章のウェーバー、自分に酔ってるね2014/06/29
べんべん
1
社会科学という学問のルール提唱、という感じでしょうか。ウェーバーさんはくどくど書くので読み進めにくいのですが、頑張って後半の「理念型」の所まで行くと面白いです。「プロ倫」の前に読んでおくべきだったかも…。ちなみに、アマゾンのレビューでは「訳が稚拙」とかなんとか言われてました。岩波文庫版の方が解説も充実していて良いかもしれません。2012/03/20
けん
1
イデオロギーとかはうざいから理念型というメガネをかけて諸関係を整理していくにとどめようぜ、という話。今ではよく見かける言説もべーバーさんが元ネタだったんだという発見。2010/06/18
ズラ
1
うー。頭痛い。ヴェーバーの文章は難解と良く言われるが、日本語訳にしても難解だ。理念型概念の構成が社会科学において出来うるのか、という話。読み終わって初めてタイトルの意味が分かった。(後日追記)岩波文庫にも同じ内容で出版されている。そちらの方が解説が充実しているので読みやすいかもしれない。2009/10/12