出版社内容情報
【内容紹介】
〈小数〉はどのように生まれたか。〈対数〉は、そして〈微積分〉は? 宗教戦争が猖獗(しょうけつ)を極める17世紀ヨーロッパ、魔女が空行き占星術と錬金術がまだ人の心を揺ぶっていた混沌たる文化パラダイムの中から異形の数学者たちが頭角を現わす。ガリレイ=デカルト=ニュートン=ライプニッツ。著者ならではの余裕と気品の名文が、近代数学成立の数奇な劇を紡ぎ出す。全編に、博学と哲学がしみわたった傑作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
あーさん☆最近のめっちゃ嬉しかった事!とある審査員に参加出来た事!(≧▽≦)
26
目次を読んで固まる人もいれば面白そうと思う人も。タイトルが「計算のいらない数学入門」だったのに改題しちゃった本。2018/01/09
ゲオルギオ・ハーン
25
もともとは光文社のカッパサイエンスから出していたもの。光文社からの『数式のいらない数学入門』というムチャ振りに対して、数式はほとんど使わず年代順で数学者たちの人物像やその思想をかるく見ていくというライトな一冊にしている。数学的に面白いのは対数の話くらいだが、数式を使えないという縛りの中で数学についてどう語るかという課題を安易に数学史にするのではなくて著者の考察や子供たちの数学に対する素朴な疑問を紹介しながらオリジナリティのある一冊にしたことで著者の独創性のようなものも感じた。2022/09/17
YO)))
18
宗教と政治と魔術と科学とが未分化で、それぞれが専門性の檻に閉じ込められる以前の混沌とした近代ヨーロッパから、如何にして〈普遍的尺度の支配する世界〉─外部から観察可能な「空虚な空間」「空虚な時間」を措定する世界─が生まれたのかを、近代数学の成立に貢献した偉人たちの業績を軸に辿る、科学思想史の読み物。「真理のために戦う科学者」という後付けのイメージとは凡そかけ離れた、時代の空気の中を必死に立ち回る、人間臭く時に怪人然とした数学者たちの面貌が、頗る活き活きと面白く描かれている。2022/06/28
nbhd
17
関西弁まじりの軽妙な語り口、読み物としても魅力的な数学本で、とくにデカルトパイセンの数学上の功績を知るのに最適。デカルトが発明した座標平面はそれまでの「石を数える数学(数論)」と「砂に描く数学(幾何)」を統一し、数学をモノの世界から完全に独立させた。しかも、それまでは「xは長さ」「xの2乗は面積」「3乗は立体」と”モノイメージとセット”で認識されていたのを、ただの「数量」として扱ったのもデカルトが初めて←ここが超重要。そんなパイセンは朝寝坊で有名。晩年、招待先のスウェーデン王女に早起きを強いられ死ぬ。2016/02/06
ジョニジョニ
14
本にもジャケ買いがある。いいデザインだなーと思うと、つい買ってしまいます。数学は、わからないくせに、いつまでも憧れてます。ケプラーやデカルト、ニュートン等のルネサンス期を読み物として楽しめるように書かれているなかで、急にlog、対数について詳しく解説を始めるんだけど、何回読んでも理解できない。いわゆる天文学的な数を扱うのに、便利な道具、という感じがするんだけど、仕事で使うんでもない限り、理解できそうにないなー、と、お手上げです。2022/06/12
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