内容説明
なぜわが国では西洋に比して自然科学が立ち遅れたのか。本書は、この日本科学史の根本問題に大胆な解答を与えた類ない名著である。著者は特にこれまで国文学、民俗学の領域にあった文学、社会生活の深層に分け入り日本人の自然観を探りあて、科学精神と自然観照との相克という視座から日本の科学の歩みを微細に把捉する。科学精神がいかに社会の動態と緊密な相関関係にあり、文化の本質に係わるものであるかを論究した科学通史。
目次
第1章 自然と人間―古代より王朝までの精神像
第2章 古代
第3章 飛鳥と奈良
第4章 平安時代(公家の時代)
第5章 武家の時代(鎌倉より室町まで)
第6章 自然と人間と社会と―戦国より江戸までの精神像
第7章 戦国―安土桃山時代
第8章 江戸時代前期
第9章 江戸時代後期
第10章 明治時代



