感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
志村真幸
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1979年に出た単行本『日本民俗文化体系8 石田英一郎』の改題・文庫化。 日本の文化人類学の創始者である石田について、山口昌男が総合的な解説をおこなうとともに、いくつかの論文、著書、書評を収録したもの。 石田の人生のひととおりを知ることができる。とくにマルクス主義との関係、日本民俗学と文化人類学の差異と融合について、詳細に論じられている。 原典が収録されているのは、「月と不死」、「『世界樹』の観念について」「桃太郎の母」『河童駒引考(部分)』など。山口の解説を通して読むと、また奥深い。 2025/03/19
黒い森会長
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原本「日本民俗文化大系8 石田英一郎」昭和54年刊。山口昌男による石田英一郎論。石田の論文としては「河童駒引考」と「桃太郎の母」が良い、とある。石田の時代的な制約にも批判的に触れている。2014/01/09
うえ
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「私にとってみれば人類学は基本的に制度、教育によって影響されるような分野というよりも独学をその基本的な前提として含むところがある」石田「マルクスの経済学説が誤りであろうとなかろうと人による人の搾取という歴史的現実の存在は巌として動かすべくもない。マルクスの剰余価値説でこの事実が解明できぬなら他のよりすぐれた経済学説が、もっと説得力のある解釈をくだすだろう」2013/06/29




