出版社内容情報
【内容紹介】
『おくのほそ道』は、松尾芭蕉という不世出の俳諧師が全才能を傾けて執筆し、推敲を重ねた結果生まれた、日本の紀行文中最高の傑作である。病身な芭蕉は、江戸、奥羽、北陸の人跡まれな地方を歩き、百五十日、六百里の苦しい旅を続けながら独特の芸術観を確立した。「枯淡な味わいも、優美な趣も、たくましさも、はかなげなものも(素龍の跋文)」渾然と秘めた『おくのほそ道』を読んで、芭蕉のきたえられた高い詩魂を汲みとっていただきたい。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
NAO
63
芭蕉は、俳句だけでなく、文章も本当に美しい。風景、歴史、歌枕、漢詩など、様々な要素を取り入れ、様々な角度から書かれていて、芭蕉の博識に驚かされる。序文、那須野、殺生石・遊行柳、平泉、出羽三山、象潟と好きな場面は多いが、旅が福井に入ると、どこも知っている場所だけに感慨もひとしお。敦賀、色の浜の記述は深まりゆく秋を感じさせ、秋の寂しさ、旅の終わりの寂しさがしみじみと感じられる。ますほの小貝は平安時代から西行が歌にも詠んだ色の浜の名物だったが、俳人たちが取り尽して、今ではもうほとんど残っていないそうだ。2017/07/21
金吾
24
○おくのほそ道は、読んでいると情景が浮かびますので紀行文としてすごくいいと思っています。実際行った場所の風景を思い浮かべながら読みました。2024/12/30
galoisbaobab
19
本文は少ないんだねー。知らなかった。解説がほとんどか。有名な俳句は何個か覚えているけれど、文脈があってその文脈がわかるとさらに面白いってことがよくわかるね。この本をいわば名所巡りの紀行文に見えるけれども旅と人生を重ねているよね。なんかこれからのオレの人生にじわじわと染みてきそうです。古い書き言葉を大事にしていきたい気持ちがひしひしと湧いてきます。2017/09/18
mizugame_book
7
俳句の良し悪しは分からない(例えば、司馬遼太郎の本で、芭蕉は晩年「かるみ」を極めようとしていた、という話が度々出てくるが「かるみ」の感覚が分からない)が、素人なりに、不出生の天才が膨大な労力をかけ抽出したものであろうという事は感じる。 いくつか句や冒頭を暗記したが、馴染むというか何と言うか、これぞ日本人が日本人のために作った文系の最高到達点のひとつではないかと思う。 ちなみに書いている事を現代的に解釈すると「2ページくらいの文章の最後に四コマ漫画つけてる旅レポ記事」ではないかと思っている。
あや
4
敬愛する芭蕉の奥の細道の解説本の中で最もハンディでわかりやすいというか現代語訳が親切についているもの。文語が苦手な方の入門に超おすすめです。2020/03/13
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