出版社内容情報
【内容紹介】
本書は、遠く唐土に渡ってしまった我が子成尋のあとを慕い、悲嘆のかぎりを尽くし、涙ながらに綴った老いたる母の、家集ふうの作品である。王朝上層貴族の家に生れた作者が、80余歳になって味わうこととなった愛別離苦の悲嘆は、全存在を揺るがすほどに激しいものであった。老躯に鞭打つようにして書き綴ったこの作品は、読むものの心に哀しく痛く迫ってやまない。これは、女流日記の列に加えられて然るべき価値ある作品である。
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