講談社学術文庫<br> フルシチョフ秘密報告「スターリン批判」

講談社学術文庫
フルシチョフ秘密報告「スターリン批判」

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  • サイズ 文庫判/ページ数 218p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061582040
  • NDC分類 238.07

出版社内容情報

【内容紹介】
スターリンによる〈粛清〉の事実をあばき、彼の罪状を白日(はくじつ)の下にさらした「フェルシチョフ秘密報告」(ソ連共産党第20回大会)は、戦後世界を震撼させ、国際共産主義運動の総路線に重大な影響を与えた第一級の政治文書である。本書は、現代史の基礎資料とも言うべき衝撃の「秘密報告」を、わかりやすい言葉で訳出するとともに、この「秘密報告」をめぐる疑惑を解明した親切な解説を付す。ロシア語版からの本邦初訳、決定版である。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

にゃん吉

2
1956年のソ連共産党第20回大会でフルシチョフが行ったスターリン批判を翻訳(昭和52年刊行)したもの。巻末に詳しい解説が付されていますが、過剰な猜疑心を持つ独裁者の蛮行に対する人道、正義からの告発という単純な話ではなく、報告する側も、組織の防衛や、新たな権力闘争への対処といった種々の思惑が絡んでいることの指摘、分析が興味深くありました。東西冷戦構造の崩壊から久しい今では、古い話ではありますが、組織、権力といった人の営みにまつわる宿痾について、広く示唆するところのある話のような気もしました。 2023/05/07

hyena_no_papa

2
2021/3/1再読了。1956年2月、ソ連共産党第20会大会でフルシチョフにより行われた「スターリン批判」。本書の2/3程がその報告であり、残りが訳者・志水速雄による詳細な解説に当てられている。解説部分はソ連についての知識に乏しい小生にとって難解。報告自体はスターリンによる粛清の暴露であり、スターリンの人間性が具体的に述べられる。陰謀と憶測と猜疑心に基づき同志であるべき共産党幹部まで次々と抹殺してゆく。小心者が巨大に偶像化された結果、自身の作った「人民の敵」という概念のみで激しい弾圧の嵐が吹き荒れる。1984/08/21

bookcustomer

0
そのスターリン批判というのがそのスターリンが亡くなった後と思うが、キューバ危機というのがそのフルシチョフの頃で、米国の隣のキューバが社会主義革命をし、ソ連から供給された核ミサイルを隣の米国へ向けて配備した事件ですが、まだこの頃がミサイルの射程距離が短く、今、大陸間弾道ミサイルというのを聞くが、またまだ米国にミサイルがないと考えられ、またミサイルというのがドイツのV1ロケットやV2ロケットが最初と思うが、それが無人ですが、日本の神風特攻攻撃が、有人ミサイルで今井雅之のwind of godという舞台があり

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