講談社学術文庫<br> 日本文化史研究 〈上〉

講談社学術文庫
日本文化史研究 〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 209p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061580763
  • NDC分類 210.1
  • Cコード C0121

出版社内容情報

【内容紹介】
日本文化は、中国文化圏の中にあって、中国文化の強い影響を受けながらも、日本独自の文化を形成してきた。著者の日本文化を見る視点は、1つは中国の歴史の専門家として、もう1つは、日本人としての立場から、その本質をするどく洞察する。また、歴史への考察はもとより、書道・水墨画など幅広く日本文化を論じ、歴史家としての知識とその見透しの確かさ、秀れた芸術家としての資性との融合から生れた日本文化論の名著(全2巻)。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

れぽれろ

5
日本文化について、大正期から昭和初期の著者の文章を集めた本。上巻では主に古代から中世についての著述が中心。日本文化は古代より徹底して中国文化の影響を受けており、決して独自に発展したものではないとされます。しかし文化の受容に際し常に日本なりの独自の変化が生じ、奈良朝の律令体制は唐のものよりずっと機能的であったこと、弘法大師が著した著作の中に唐のものより詳細な唐詩に対する規則についての著述が見られること、藤原隆信らの鎌倉期の肖像画が中国絵画の以上の発達を遂げていることなどに触れ、日本文化の特徴を纏めています。2014/11/30

Aminadab

3
『先哲の学問』を読んだので再読。さすがは湖南、あっぱれな安定感だ。国学系の一国愛国史観はただの「お国自慢」(16頁)と切ってすてる。日本文化が中国文明というニガリのおかげで豆腐になったという過去は動かせない。しかしその豆腐になり方は、たとえば朝鮮に比べるとかなりマシで(100頁~)、そこで差をつけた力量こそは近代日本が西洋との四つに組んで戦い得た土台なのだ。この理解は出版から101年後の今日でも通用するし、新鮮でさえある、と私は思うのに、何だか湖南のひいき筋はそういう発言をしたがらないんですよね。 2015/12/05

MAT-TUN

3
内藤先生の卓抜とした見識にあふれる書物。先生の教え子の宮崎市定先生の書物がとても好きですが、内藤先生の語り口もあじがあって良いですね。2011/09/16

じろう

2
非常に専門的で些末の議論に踏み込んでおるように見えるが、なぜか読ませる。一般むけ講演だからか、湖南がジャーナリスト出身の歴史学者だろうか。国学者の意見は排しつつも、中国だけの影響でなく日本の独自文化について語る。百済の影響はあるがあちらの半島の国の影響は少なそう、というか半分同じ?2024/03/04

まづだ

2
中国文化を中心とした東洋文化研究者から見た、日本文化史。日本文化史の研究って日本好きな人がしがちのようで、なかなかない切り口が新鮮で面白いです。講演録による短編集なので読みやすいのも◎2011/12/06

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