エキスパート応用化学テキストシリーズ<br> 触媒化学―基礎から応用まで

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エキスパート応用化学テキストシリーズ
触媒化学―基礎から応用まで

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  • サイズ A5判/ページ数 288p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784061568112
  • NDC分類 431.35
  • Cコード C3343

出版社内容情報

吸着、反応機構・速度論からファインケミカルズ合成触媒、環境・エネルギー触媒、分析法まで基礎も応用も充実した最高の教科書が誕生本書は触媒について基礎から応用までていねいに解きほぐした教科書です。
全体を通して、触媒化学のおもしろさを知ってもらえるようなつくりを心がけました。

「第1章 触媒・触媒化学の歴史」では、まず「触媒とはなにか?」ということを理解するために、触媒概念の確立までの歴史を紹介した後、触媒の分類など基本的事項について解説します。
「第2章 化学産業と触媒プロセス」では、触媒の産業における位置づけや、触媒の調製法、触媒反応器の特徴、触媒劣化など触媒反応を操作するときの実際的な問題について触媒反応工学的観点から詳述しました。
「第3章 触媒反応の反応機構および反応速度論」では、基本的な道具として、主に熱力学、反応速度論に基づく基礎概念について解説しました。
「第4章 石油精製プロセスおよび石油化学プロセス」では、原油の精製とそれから導かれるバルク製品の製造プロセスについて概説しました。
「第5章 工業触媒」では、現在稼働している工業プロセスにおける代表的な触媒プロセスに対してスポットを当て、その反応機構なども含めて詳述しています。
「第6章 ファインケミカルズ合成触媒1:不均一系触媒」および「第7章 ファインケミカルズ合成触媒2:均一系触媒」では、高機能性製品であるファインケミカルズの製造に用いられる化学反応について、現在進行形のものも含めて解説しています。
「第8章 環境触媒」では、環境触媒を扱っています。環境触媒は廃棄物を清浄化するものと考えられていますが、汚染原因となるものを原料の段階で除去する役割もあります。
「第9章 エネルギー関連触媒」では、エネルギーとエネルギー貯蔵という観点から、燃料電池、バイオマスを特に強調しています。
「第10章 光触媒」では、本多─藤嶋効果からペロブスカイト太陽電池まで、幅広く解説しています。
「第11章 触媒のキャラクタリゼーション」では、触媒の分析・解析(キャラクタリゼーション)手法および計算化学に関して豊富な具体例とともに解説しています。

目次だけを見ると各論の集まりのように感じられるかもしれませんが、それぞれが基礎と同じ土台の上に築かれたものであることがわかるように企図しました。触媒の真髄がわかる最高の教科書です。自信をもってお薦めします。

第1章 触媒・触媒化学の歴史
1.1 身のまわりで活躍する触媒
1.2 触媒がどうして化学反応を促進するのか
1.3 触媒という概念の形成
1.4 触媒概念の形成以降の進展
1.5 触媒の基礎研究の変遷
1.6 触媒の分類および各元素の触媒での機能
1.7 本書で学ぶこと
第2章 化学産業と触媒プロセス
2.1 化学産業と触媒
2.2 触媒の調製法
2.3 触媒プロセスと反応器
2.4 触媒の分離方法
2.5 触媒の劣化および寿命
第3章 触媒反応の反応機構および反応速度論
3.1 触媒反応の速度論
3.2 吸着の科学
3.3 不均一系触媒反応の反応機構と速度式
第4章 石油精製プロセスおよび石油化学プロセス
4.1 石油と触媒化学
4.2 石油精製プロセス
4.3 石油化学プロセスの概要
4.4 酸化反応の触媒プロセス
第5章 工業触媒
5.1 水素の製造
5.2 無機化学製品の製造
5.3 C1化学
5.4 還元反応の触媒プロセス
5.5 酸化反応の触媒プロセス
第6章 ファインケミカルズ合成触媒1:不均一系触媒
6.1 不均一系触媒と均一系触媒
6.2 固体酸触媒によるファインケミカルズ合成
6.3 固体塩基触媒によるファインケミカルズ合成
6.4 金属触媒によるファインケミカルズ合成
第7章 ファインケミカルズ合成触媒2:均一系触媒
7.1 均一系触媒の特徴
7.2 ワッカー酸化,ヒドロホルミル化反応:アルケンの反応
7.3 クロスカップリング反応
7.4 メタセシス反応
7.5 不斉反応
7.6 高分子合成
第8章 環境触媒
8.1 環境触媒とは
8.2 脱硝触媒
8.3 脱硫触媒
8.4 自動車触媒
8.5 触媒燃焼
8.6 水処理触媒
第9章 エネルギー関連触媒
第10章 光触媒
第11章 触媒のキャラクタリゼーション


田中 庸裕[タナカ ツネヒロ]
著・文・その他/編集

山下 弘巳[ヤマシタ ヒロミ]
著・文・その他/編集

薩摩 篤[サツマ アツシ]
著・文・その他

町田 正人[マチダ マサト]
著・文・その他

宍戸 哲也[シシド テツヤ]
著・文・その他

神戸 宣明[カンベ ノブアキ]
著・文・その他

岩崎 孝紀[イワサキ タカノリ]
著・文・その他

江原 正博[エハラ マサヒロ]
著・文・その他

森 浩亮[モリ コウスケ]
著・文・その他

三浦 大樹[ミウラ ヒロキ]
著・文・その他

目次

第1章 触媒・触媒化学の歴史
第2章 化学産業と触媒プロセス
第3章 触媒反応の反応機構および反応速度論
第4章 石油精製プロセスおよび石油化学プロセス
第5章 工業触媒
第6章 ファインケミカルズ合成触媒1:不均一系触媒
第7章 ファインケミカルズ合成触媒2:均一系触媒
第8章 環境触媒
第9章 エネルギー関連触媒
第10章 光触媒
第11章 触媒のキャラクタリゼーション

著者等紹介

田中庸裕[タナカツネヒロ]
工学博士。1987年京都大学大学院工学研究科石油化学専攻博士課程修了。北海道大学理学部助手、京都大学大学院工学研究科助教授を経て、京都大学大学院工学研究科教授(分子工学専攻)

山下弘巳[ヤマシタヒロミ]
工学博士。1987年京都大学大学院工学研究科石油化学専攻博士課程修了。東北大学非水溶液化学研究所・反応化学研究所助手、大阪府立大学大学院工学研究科助教授を経て、大阪大学大学院工学研究科教授(マテリアル生産科学専攻)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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