“脳と文明”の暗号―言語・音楽・サルからヒトへ

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  • サイズ B6判/ページ数 318p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784061567016
  • NDC分類 491.371
  • Cコード C3045

出版社内容情報

言語と音楽の起源とは? 何がヒトとサルを分けるのか?最新認知科学が進化! かつてない知的興奮の書。

言語と音楽の起源とは? 何がヒトとサルを分けるのか? 自然界に隠された驚くべき暗号を最新認知科学が読み解く! 定説をうちくだき、まったく新しい視点から「人間とは何か?」に迫る、かつてない知的興奮の書。

序章  読む力は本能なのか?

第1章 脳力のリサイクル

第2章 言語は“ぶつかる”

第3章 メロディーの原材料

第4章 音楽は“歩く”

終章  わたしたちは何者なのか?

アンコール

【著者紹介】
カリフォルニア工科大学の特別研究員、レンセラー工科大学の准教授を経て、現在、2AI Labsの主任。邦訳書に『ひとの目、驚異の進化――4つの凄い視覚能力があるわけ』(インターシフト)がある。

内容説明

最新認知科学が明かす言語と音楽の起源。そして見えてくるわたしたち人間の正体とは?かつてない知的興奮の書。『New Scientist』誌が選ぶ「2011年の科学書ベスト10」!

目次

序章 読む力は本能なのか?
第1章 脳力のリサイクル
第2章 言語は“ぶつかる”
第3章 メロディーの原材料
第4章 音楽は“歩く”
終章 わたしたちは何者なのか?
アンコール

著者等紹介

チャンギージー,マーク[チャンギージー,マーク] [Changizi,Mark]
カリフォルニア工科大学の特別研究員、レンセラー工科大学の准教授を経て、現在、2Al Labsの主任。カリフォルニア工科大学在籍時におこなった視覚に関する研究が注目を集めた。その後も、人間のさまざまな能力と進化に関する興味深い説を唱え、多くのメディアで取り上げられている

中山宥[ナカヤマユウ]
翻訳家。1964年、東京生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

太鼓

9
音楽と人の動作音というのは確かに似た部分が多いですね。でもこの説も確たる証拠がないわけで、仮説の域を出ていないわけです。もっと読みたかったのは言語の話。言語と音楽と脳についても読みたかったです。言語は音楽の生成についてどれだけの影響を与えたのか、それとも与えてないのか。その逆は、とか。人間の好奇心は尽きることがないですね。この分野は「この脳機能の起源はこうだ!」と断言できないから、こうやって考えてしまうんでしょうね。 2016/04/07

Arowana

8
「脳の仕組みに合わせて、文化が文字を形成していった」「人間の視覚系は進化中に読む本能を手に入れたわけでもないのに、まるで生まれつきの才能であるかのように効率よく文字を処理できる。文字を読む力は、太古からの本能でもなければ、進化の途中で備わった本能でもない」など、ピンカーの『言語を生み出す本能』説へのアンチテーゼを展開する内容でした。2013/12/23

オズ

5
前著では主に書き言葉をテーマとしていたが今回は話し言葉と音楽を取り上げる。言葉や音楽が生まれる以前から脳が持っていた能力を応用することで、言語や音楽の想像に繋がったという著者の仮説をひもとく。非常に大胆だが面白い。2020/04/28

roughfractus02

4
前著のテーマは、コミュニティを前提とした視覚の進化と文字言語の発生だったが、本書は音声言語と音楽を作る聴覚の進化がテーマとなる。脳が自然淘汰に適応して進化したように、聴覚も脳の暗号に合わせて進化したと捉える著者は、音声言語がぶつかる、すべる、鳴るの自然の3要素を聴取し、発声器官も破裂音、摩擦音、共鳴音から鳴る言葉を作り出したと仮説する。面白いのは、ここからクラシック音楽の1万ほどの旋律を記録した事典から拍子やテンポをパターン抽出し、音楽が他者の動作音、特に足音から発生したという説を展開していくところだ。2020/08/14

nek

4
人間は文化と共に成長してきた。文化との共生が人間の脳機能を育ててきた。けれど、脳自体はむかしの類人猿と変わっていないそうなので、文化を通して脳の使い方がうまくなったということなのだろう。人間は昔と比べてほとんど進化していない。これからはどうなんでしょうか。これからも文化やテクノロジーの発展と共に、脳の使い方をよりよくしていくんでしょうか。そして器質的な進化はしないのでしょうか。2015/12/22

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