出版社内容情報
危険ドラッグの種類、特徴、取締りの歴史から、今後の規制の取り組みまで、薬学的側面を中心に、基礎的な内容を1冊に集約。社会問題となっている危険ドラッグ。その正体について、薬学的観点を中心にわかりやすく解説。取り締まりの歴史や、種類・特徴、検出方法など、基礎的な関連知識も充実させた。薬剤師、看護師をはじめ、一般にも。
Chapter1
危険ドラッグとは
1.1 さまざまな乱用薬物
1.2 乱用薬物への法規制と危険ドラッグの登場
1.3 危険ドラッグ流通の歴史
Chapter2
なぜ危険なのか? 薬物依存と脳
2.1 脳神経系の基礎
2.2 薬物依存と脳内で起こる変化
Chapter3
危険ドラッグの種類 その作用機序から見た特徴
3.1 マジックマッシュルーム
3.2 トリプタミン系化合物
3.3 フェネチルアミン系化合物
3.4 ピペラジン系化合物
3.5 合成カンナビノイド
3.6 カチノン系化合物
3.7 フェンサイクリジン、ケタミン類似薬物
Chapter4
危険ドラッグの法規制と検出法
4.1 近年の危険ドラッグの法規制 ──指定薬物と包括指定
4.2 危険ドラッグをトラップする ──構造を解析する
4.3 危険性を解析する1 ──中枢作用と薬物依存性の評価
4.4 危険性を解析する2 ──毒性の評価
4.5 薬物の存在を知る ──簡易検出方法の開発
4.6 危険性を予測する ──培養細胞を利用する
4.7 危険ドラッグ乱用防止に向けて
Chapter5
薬物依存症に対する治療と乱用防止
5.1 急性症状に対しての対応
5.2 薬物依存症の治療
5.3 社会的・心理的治療の実践
5.4 薬物乱用防止教育に役立つ知識
舩田 正彦[フナダ マサヒコ]
著・文・その他
内容説明
危険ドラッグの種類・特徴、依存性、規制の歴史、検出方法など、薬学的視点を中心にわかりやすく解説。
目次
1 危険ドラッグとは(さまざまな乱用薬物;乱用薬物への法規制と危険ドラッグの登場 ほか)
2 なぜ危険なのか?―薬物依存と脳(脳神経系の基礎;薬物依存と脳内で起こる変化)
3 危険ドラッグの種類―その作用機序から見た特徴(マジックマッシュルーム;トリプタミン系化合物 ほか)
4 危険ドラッグの法規制と検出法(近年の危険ドラッグの法規制―指定薬物と包括指定;危険ドラッグをトラップする―構造を解析する ほか)
5 薬物依存症に対する治療と乱用防止(急性症状に対しての対応;薬物依存症の治療 ほか)
付録 危険ドラッグについて、もっと調べるために
著者等紹介
舩田正彦[フナダマサヒコ]
国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部・依存性薬物研究室室長。薬学博士、薬剤師。1984年長野県立上田高等学校卒業、1989年星薬科大学薬学部卒業。1994年星薬科大学大学院博士課程修了。学部在籍時より、一貫して「薬物依存に関する研究」に携わる。1994~1997年米国国立衛生研究所(NIH)、薬物乱用研究所(NIDA)に研究員として留学。2000年より現職。危険ドラッグの薬物依存性並びに毒性に関する評価データに基づく提言を行い、流通規制に関する法整備のバックアップをしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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