危険ドラッグの基礎知識

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危険ドラッグの基礎知識

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  • サイズ A5判/ページ数 127p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784061563162
  • NDC分類 368.8
  • Cコード C3047

出版社内容情報

危険ドラッグの種類、特徴、取締りの歴史から、今後の規制の取り組みまで、薬学的側面を中心に、基礎的な内容を1冊に集約。社会問題となっている危険ドラッグ。その正体について、薬学的観点を中心にわかりやすく解説。取り締まりの歴史や、種類・特徴、検出方法など、基礎的な関連知識も充実させた。薬剤師、看護師をはじめ、一般にも。

Chapter1
危険ドラッグとは
1.1 さまざまな乱用薬物
1.2 乱用薬物への法規制と危険ドラッグの登場
1.3 危険ドラッグ流通の歴史
Chapter2
なぜ危険なのか? 薬物依存と脳
2.1 脳神経系の基礎
2.2 薬物依存と脳内で起こる変化
Chapter3
危険ドラッグの種類  その作用機序から見た特徴
3.1 マジックマッシュルーム
3.2 トリプタミン系化合物
3.3 フェネチルアミン系化合物
3.4 ピペラジン系化合物
3.5 合成カンナビノイド
3.6 カチノン系化合物
3.7 フェンサイクリジン、ケタミン類似薬物
Chapter4
危険ドラッグの法規制と検出法
4.1 近年の危険ドラッグの法規制 ──指定薬物と包括指定
4.2 危険ドラッグをトラップする ──構造を解析する
4.3 危険性を解析する1 ──中枢作用と薬物依存性の評価
4.4 危険性を解析する2 ──毒性の評価
4.5 薬物の存在を知る ──簡易検出方法の開発
4.6 危険性を予測する ──培養細胞を利用する
4.7 危険ドラッグ乱用防止に向けて
Chapter5
薬物依存症に対する治療と乱用防止
5.1 急性症状に対しての対応
5.2 薬物依存症の治療
5.3 社会的・心理的治療の実践
5.4 薬物乱用防止教育に役立つ知識


舩田 正彦[フナダ マサヒコ]
著・文・その他

内容説明

危険ドラッグの種類・特徴、依存性、規制の歴史、検出方法など、薬学的視点を中心にわかりやすく解説。

目次

1 危険ドラッグとは(さまざまな乱用薬物;乱用薬物への法規制と危険ドラッグの登場 ほか)
2 なぜ危険なのか?―薬物依存と脳(脳神経系の基礎;薬物依存と脳内で起こる変化)
3 危険ドラッグの種類―その作用機序から見た特徴(マジックマッシュルーム;トリプタミン系化合物 ほか)
4 危険ドラッグの法規制と検出法(近年の危険ドラッグの法規制―指定薬物と包括指定;危険ドラッグをトラップする―構造を解析する ほか)
5 薬物依存症に対する治療と乱用防止(急性症状に対しての対応;薬物依存症の治療 ほか)
付録 危険ドラッグについて、もっと調べるために

著者等紹介

舩田正彦[フナダマサヒコ]
国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部・依存性薬物研究室室長。薬学博士、薬剤師。1984年長野県立上田高等学校卒業、1989年星薬科大学薬学部卒業。1994年星薬科大学大学院博士課程修了。学部在籍時より、一貫して「薬物依存に関する研究」に携わる。1994~1997年米国国立衛生研究所(NIH)、薬物乱用研究所(NIDA)に研究員として留学。2000年より現職。危険ドラッグの薬物依存性並びに毒性に関する評価データに基づく提言を行い、流通規制に関する法整備のバックアップをしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

だまし売りNo

4
薬学的視点は危険ドラッグ対策とって重要である。危険ドラッグは脱法ドラッグ・脱法ハーブ・合法ドラッグ・合法ハーブと称して販売されたが、薬の本質を理解していれば、その種の欺瞞的な屁理屈に対抗できる。危険ドラッグを合法ドラッグ(合法ハーブ)と思っているならば極めて世間知らずである。合法ハーブは非合法ハーブである。 2019/04/15

しゃんしゃん

4
覚醒剤に代表される薬物、欧米では最も多く乱用されている大麻ほか危険ドラッグの全てが解る。依存により脳内神経が破壊されてしまう。日本でも繁華街にあった危険ドラッグ販売店は法規制をくぐり抜け、代表的なラッシュ、マジックマッシュルームから脱法ハーブへと移る。それも強制捜査で2015年夏には姿を消した。入門としては最適な本。お酒依存性の身としては日本に生まれたことを感謝しながらも節度を持ち適量を考えなければと・・決意⁉︎かな。2017/01/28

あおき

2
薄いけどわかりやすくかつ専門的だった。麻薬関係の仕事に携わる人が研修で使いそう。麻薬の種類、法律の制定過程、脳でどのように影響しどのように依存形成するか、検出方法、中毒者に対するケアについて。などなど。2017/02/28

misono

1
横書きで写真の多いパンフレット調の読みやすい冊子。ページ数も100pほど。章分けが明確であり、ドラッグの一覧や登場経緯、法規制など各トピックについてすらすらと読める。良い本です。2021/03/11

にしき

1
精神依存と身体依存の言葉の違い。アダルトネタに見かけたことのあったキーワードをうっかり理解。法律としては成分で規制するしかないんですね……。2016/11/16

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