出版社内容情報
寄生虫学の入門書。寄生虫の全体像や生態、ヒトの健康や産業との関わりを豊富なイラストで初心者向けに解説。生物の中でも特に不思議で独特な生き方をする寄生虫たち。その全体像から個々の寄生虫の生態、人間の健康や産業とのかかわり、自然界における存在意義までをわかりやすく解説する。豊富なイラストでインパクトも抜群!
序章 寄生虫学とはどんな学問か
1章 寄生虫の世界
1 寄生とはなにか
2 寄生虫学で使う言葉
3 寄生虫を含む動物群
4 代表的な寄生虫群
5 寄生適応
6 自然界における寄生の意義
7 寄生と性
8 行動を操る寄生虫
9 寄生と進化
10 寄生虫による病気
11 免疫と寄生虫
12 寄生虫と生命科学
2章 ヒトと寄生虫のかかわり
1 人類の歴史と寄生虫
2 寄生虫対策の歴史
3 現代の世界における人体寄生虫
4 よみがえる寄生虫たち
3章 代表的な寄生虫の生態と生活環
1 原虫類(原生動物)Protozoa
2 中生動物門Mesozoa
3 扁形動物門Plathelminthes
4 線形動物門Nematoda
5 類線形動物門Nematomorpha
6 鉤頭動物門Acanthocephala
7 環形動物門Annelida
8 軟体動物門Mollusca
9 舌形動物門Linguatula
10 節足動物門Arthropoda
コラム
ノーベル賞と寄生虫
文学と寄生虫
寄生虫診断のこれから
天然記念物と寄生虫
自分の体で寄生虫を飼う
美しい寄生虫
フタゴムシと目黒寄生虫館
小川 和夫[オガワ カズオ]
監修
長谷川 英男[ハセガワ ヒデオ]
著・文・その他
目次
序章 寄生虫学とはどんな学問か
第1章 寄生虫の世界(寄生とはなにか;寄生虫学で使う言葉;寄生虫を含む動物群 ほか)
第2章 ヒトと寄生虫のかかわり(人類の歴史と寄生虫;寄生虫対策の歴史;現代の世界における人体寄生虫 ほか)
第3章 代表的な寄生虫の生態と生活環(原虫類(原生動物)Protozoa
中生動物門 Mesozoa
扁形動物門 Plathelminthes ほか)
著者等紹介
小川和夫[オガワカズオ]
1949年、東京生まれ。1974年、東京大学大学院水産学研究科修士課程修了。農学博士。東京大学大学院農学生命科学研究科教授などを経て、公益財団法人目黒寄生虫館館長。東京大学名誉教授。専門は魚など水生動物の寄生虫研究
長谷川英男[ハセガワヒデオ]
1949年、新潟生まれ。1978年、新潟大学大学院医学研究科博士課程修了。医学博士。琉球大学医学部助教授、大分大学医学部教授などを経て、大分大学名誉教授。魚からヒトまで検出される線虫を扱う。インドネシア固有ネズミやアフリカ類人猿の寄生線虫を共進化の面から調査(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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