出版社内容情報
レーザーや非線形光学現象の原理から光学系の設計と装置構成、応用例までを網羅した1冊。理学系、工学系いずれの研究者にも最適。
レーザーや非線形光学現象の原理や分光測定における装置構成を詳細に解説し、実際の測定例を多数紹介。特にフォトンエコー発生の原理について解説した初の邦書である。基礎を十分に理解し、最適な測定を行いたい方へ。
第1章 序章
第2章 光の本質と光の波の表式
第3章 物質の中の光のふるまい
第4章 レーザーの原理
第5章 レーザー分光法とその周辺装置
第6章 非線形光学効果の原理
第7章 非線形光学効果に基づくポンプ・プローブ分光法
第8章 分子集合体ダイナミクスのフォトンエコー分光法
【著者紹介】
1942年生まれ。北海道大学名誉教授。
内容説明
本書は、前半では、光と物質との相互作用について基礎的な解説を記述し、後半では、時間分解分光法、ポンプ・プローブ分光法の実際例について、非線形分光法と並行して記述した。最後に、現在行われている非線形分光法のうちで、今後の化学研究において重要な役割を担うと考えられるフォトンエコー分光法の原理とその応用について記した。実験例として、もっとも華やかな研究成果があげられている植物光合成アンテナタンパク質中の励起エネルギー移動の解析を取り上げて、その概要を説明している。
目次
第1章 序章
第2章 光の本質と光の波の表式
第3章 物質の中の光のふるまい
第4章 レーザーの原理
第5章 レーザー分光法とその周辺装置
第6章 非線形光学効果の原理
第7章 非線形光学効果に基づくポンプ・プローブ分光法
第8章 分子集合体ダイナミクスのフォトンエコー分光
著者等紹介
山崎巌[ヤマザキイワオ]
理学博士。1942年北海道に生まれる。北海道大学理学部化学科卒業後、北海道大学応用電気研究所助手、岡崎国立共同研究機構分子科学研究所助教授、北海道大学大学院工学研究科分子化学専攻教授を経て、北海道大学名誉教授。アメリカ光生物学協会誌Photochemistry&Photobiology編集委員(1990~1994年)、光生物学国際連合副会長(2004~2009年)を歴任。専攻は分子光科学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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