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内容説明
新しい腫瘍形成理論を思いついたカンター教授は、理論と実験の概略を雑誌に発表した。ところが追試を申し出た別の大物教授から実験が再現できないと報告がきた。実験をまかせた弟子に不信を抱いたカンター教授は、別の実験を考案して独自に成功。そこに二人にノーベル賞受賞の知らせが舞い込んだ。圧巻は授賞式の精緻な描写と相互不信の二人が行う受賞講演の対決。ストーリーも面白いがエピソードはもっと面白い。
著者等紹介
ジェラッシ,カール[ジェラッシ,カール][Djerassi,Carl]
1923年オーストリア、ウィーンに生まれる。現在カリフォルニア州パロ・アルト在住。経口避妊薬ピルの生みの親として知られる。米国スタンフォード大学化学科教授として数々の功績を上げるかたわら、作家、詩人としても活躍。また美術収集家、アーティストの擁護問題活動家としても知られている。1973年度ナショナル・メダル・オブ・サイエンス(世界初のステロイド経口避妊薬の合成)、1991年度ナショナル・メダル・オブ・テクノロジー(害虫駆除・制限の研究)、1992年度プリーストリー賞(米国化学界でもっとも権威のある賞)を受賞
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