内容説明
すごーくよくわかる、免疫学の入門書。アレルギーやエイズ、臓器移植の問題まで、楽しいキャラクターたちが、免疫の世界にご案内。
目次
第1部 免疫のしくみ―何種類もの細胞たちが演じる体内の劇(どうしてカゼが治るのか?;私の敵は数え切れない;ハシカに二度かかりにくいのはなぜ?;免疫はどうして自分を攻撃しないのか?)
第2部 病気のしくみ―細胞と細胞とのバランスの乱れとしての病気(アレルギーの話;慢性関節リウマチの話;がんと免疫とのせめぎ合い;エイズと免疫とのせめぎ合い)
終幕 生命の技法―免疫担当細胞の生い立ちからみた生命の技法
著者等紹介
多田富雄[タダトミオ]
1934年茨城県結城市生まれ。千葉大学医学部卒業。千葉大学教授、東京大学教授、東京理科大学生命科学研究所所長を歴任、東京大学名誉教授。71年免疫応答を調整するサプレッサーT細胞を発見、野口英世記念医学賞、ベーリング賞、朝日賞などを受賞。84年文化功労者
萩原清文[ハギワラキヨフミ]
1971年東京都生まれ。95年東京大学医学部卒業。2001年東京大学大学院医学系研究科修了。医学博士。現在は東京大学医学部附属病院アレルギー・リウマチ内科(医局員)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のんタコス
15
免疫学の「め」の字もな〜んにも知らない私でもすんなりスラスラ読める分かりやすさ。とにかく楽しいぞ! 緩い図解とさりげない復習の連続で、難しそうな免疫学のハードルを下げてくれました。 自分の身体の中でこんなに凄い偶然とドラマが繰り広げられているのを知り、自分の細胞がとても愛おしくなった。 2001年出版なので現在はもっと解明されている事があるのだろうな。 2018/02/18
Moeko Matsuda
14
授業の準備のために読んだんだけども、やっぱりこのシリーズは面白いし分かりやすい!初めての分野に触れるときにはこれから先にもお世話になる気がします。とりあえずT細胞を養成する胸腺学校怖いです。3%しか行きて出てこられない学校…ものの例えとはいえ、恐ろしや〜:(;゙゚'ω゚'):それにしても、我々の体の内部では今日もリンパ球達が頑張って戦ってくれてるのだと思うと、本当にありがたいですね。生命の不思議と有り難み…2017/12/02
小木ハム
12
ゼロから学ぶにはうってつけの本。ユニークなキャラクターと設定で難しい内容でもすいすい読める。大食いのマクロファージ、寝ぼすけキラーT細胞、狙撃手のB細胞、鬼教官のいる胸線学校に、首席で卒業した司令官ヘルパーT細胞。(裏口卒業者も)司令官を狙うヒットマン・エイズウイルス。個性豊かで覚えやすい。また細胞も″偶然の出会い″によって個性豊かな細胞に成長していく、という部分がヒトの人生と重なって深かった。偶然のチカラ恐るべし。そして漫画のチカラも凄い。2018/07/30
春雨
7
自分の大学での研究分野が免疫なので、基本から抑えようと思って手をつけた一冊。知っていることばかりであったが、改めて知識を体系的にかつ図で整理することができた。免疫を学ぶと、本当に生命tてすごいと心から思える。2011/04/11
ノリピー大尉
6
免役の仕組みのをイメージしやすい。しかし後半はなかなか理解が進まない。キラーT細胞は、ウイルスに感染した細胞を破壊するが、ウイルスそのものを攻撃しないと初めてしった。2025/04/17
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