日本発宇宙行き「国際リニアコライダー」

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日本発宇宙行き「国際リニアコライダー」

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  • サイズ B6判/ページ数 167p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784061531635
  • NDC分類 429.2
  • Cコード C3042

出版社内容情報

宇宙の謎を解き明かす最新加速器の建設に一人の若き物理学者が邁進する。世界、政界、産業界を巻き込んで夢の実現へと向かう!宇宙の謎を解き明かす超大型粒子加速器の建設に邁進する一人の若き素粒子物理学者と大政治家与謝野馨のストーリー。次世代のこどもたちのために、与謝野馨の檄がとぶ!「物事を成すにウルトラCは無い。王道を着実に歩め。国際リニアコライダーは、日本がやるべきだ!」

「ノストラダムスの大予言」を読んで、地球を脱出するために量子力学と相対性理論をまなび、素粒子物理学の道に進んだ主人公川上肇は「神の粒子」に出会った。欧州原子核研究機構(CERN)で六年半に及ぶ研究生活を送った川上肇は、果たせなかった夢を実現するために決心する。
「ヒッグス粒子を探索するには、世界最大のCERNの円形加速器でも粒子の衝突エネルギーがたりない。『万物に質量を与えた神の粒子』といわれるヒッグス粒子の振る舞いをあきらかにするには、衝突エネルギーを格段に上げられる直線加速器を日本に建設するしかない」

世界でひとつだけ建設が計画されている超大型粒子加速器実験設備「国際リニアコライダー(ILC)」の日本誘致に邁進する川上肇と物理好きの大政治家与謝野馨との出会いが物語を紡ぐ。ILCを日本に誘致することができるか、プロジェクトは今まさに正念場にさしかかっている。


若き素粒子物理学者の挑戦
政産官学が一つになった日
科学技術立国日本 復活の狼煙
ラストスパート


有馬 雅人[アリマ マサト]
著・文・その他

内容説明

宇宙の謎を解き明かす超大型粒子加速器の建設に邁進する一人の若き素粒子物理学者と政治家与謝野馨のストーリー。次世代のこどもたちのために、与謝野馨の檄がとぶ!「物事を成すにウルトラCは無い。王道を着実に歩め。国際リニアコライダーは、日本がやるべきだ!」

目次

はじめに(一億三千万年の旅路;人類は宇宙をほとんどしらない ほか)
第1章 若き素粒子物理学者の挑戦(神があたえしもの;世界最大の研究所 ほか)
第2章 政産官学が一つになった日(メンバー同士の温度差;ILCの設計書 ほか)
第3章 科学技術立国日本 復活の狼煙(文部科学省がILC日本誘致の検討を開始;経済波及効果は四兆円! ほか)
第4章 ラストスパート(神が与えてくれたチャンス;宇宙のシナリオ ほか)

著者等紹介

有馬雅人[アリママサト]
一橋大学卒。三菱重工業(株)在職中に、先端加速器科学技術推進協議会(AAA)初代事務局長となる。現在、ボランティアで同事務局アドバイザーを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

陽@宇宙望遠鏡⭐︎星と宇宙とロケットが好き

5
金井宇宙飛行士がソユーズに乗り込むシーンから始まる。ISSでの実験棟きぼうへ。2017年8月の重力波の初観測。宇宙の誕生やダークエネルギー等の解明の切り札が世界で唯一の超大型粒子加速器実験設備「国際リニアコライダー」ILCである。2004年に計画公表。ヒッグス粒子。CERNかっこいい。WWWの生まれた場所でもある。編集中明日続き書く2020/09/26

若井水色

3
故与謝野馨氏は自民政権末期や民主政権時代の大臣であまり良い印象ではなかったが、彼の基礎科学発展の熱量を目の当たりにして、その印象もイメージが創り上げた一側面でしかないのだなと気付かされた。もちろんその熱量に絆されただけなのかもしれないが。正直、元々ILCには余り期待していなかったが、多くの人々の情熱が超対称性粒子の発見という形につながればいいなと思う。2022/10/17

ntscp2020

2
直線型加速器の国際的な計画である国際リニアコライダー (ILC) を紹介したもの。仮名の主人公、川上肇の研究活動を通じてILCの意義を訴え、日本での建設を訴えている。何故仮名の主人公を登場させたのか分からないが (実在の複数人の役割をまとめたのだろうか) 、そのおかげかすんなり読めた気もする。全体的にそんなに細かい物理理論に言及しているわけではないので、読むのは難しくない。ILC計画はここ数年停滞しているが、本文中でも言及されている通り、中国に取られる気がしてしまう。2022/11/24

かつ

0
ILCの提灯記事がメインで、面白くなかった。2022/04/09

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