出版社内容情報
脳の言語機能の謎を解く、あくなき知の冒険。要素還元論から脳の理解を試みる物理学者が、脳科学と言語学の両面から知の最先端に挑む
要素還元論から脳の理解を試みる物理学者が、脳科学と言語学の両面から知の最先端に挑む。生成文法、ニューロン回路網の構造、動物の「言語」との比較など多角的な視点から、言語が生まれる仕組みの新しい考察を試みる。
内容説明
物理学にも通底する「複雑な仕組みは単純な要素の組み合わせで説明できる」という思考をもとに、物理学者らが脳機能の理解に迫る試論。「言語を生みだす機構は、脳のどこにいかにして備わっているのか」という難問に答えはあるのか。脳科学と言語学の両面から、知の最先端に挑む。
目次
1章 言葉と脳
2章 ニューロンとニューロン回路網
3章 単語の認知と記憶
4章 文の理解と生成―文法
5章 大脳基底核と小脳の言語機能
6章 鳥に学ぶ―鳥の脳の歌制御機能
7章 脳の構文機能モデル―mainly speculation
8章 終わりに
著者等紹介
武田暁[タケダギョウ]
理学博士。東京大学名誉教授。東北大学名誉教授
猪苗代盛[イナワシロサカリ]
理学博士。東北大学名誉教授
三宅章吾[ミヤケショウゴ]
理学博士。前東北大学助教授。東北学院大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。