出版社内容情報
水産資源の世界的危機にどう対処すべきか?いつ食べられなくなってもおかしくない危機的状況にある海の魚。この問題を真正面から見すえ、対策を考える。学術、行政、産業界の現状・知見を結集。
内容説明
流通業者、科学者、国際会議出席者、養殖業者、漁師…。各分野の第一線では、どんな問題が見えているのか?情報を総合することで浮かび上がってくる、魚をめぐる問題の全体像と、解決への糸口。
目次
震災でも浮き彫りになった日本漁業と経済の問題点
海洋環境の変化と漁業資源
魚の現在と未来は経済問題と密接に関係する
危うさを含む世界の水産事情
漁業資源管理の現状をわかりやすく情報発信するためには
魚を自給できない場合でも輸入すればよいというのかは本当か?
WTOとTPPに必要な視点
養殖に頼ることで今の食卓を維持することはできるか
国際的に協力して漁業資源を守るためには
クロマグロの貿易が禁止される?〔ほか〕
著者等紹介
八木信行[ヤギノブユキ]
東京大学大学院農学生命科学研究科准教授。専門は国際水産開発学。1987年農林水産省入省、在アメリカ合衆国日本国大使館一等書記官、水産庁課長補佐などを経て退職。ペンシルバニア大学ウォートンスクールにて経営学修士(MBA)、東京大学にて博士(農学)の学位を取得。2008年から東京大学勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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