講談社現代新書
「街的」ということ―お好み焼き屋は街の学校だ

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  • サイズ 新書判/ページ数 230p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061498563
  • NDC分類 361.78
  • Cコード C0276

目次

「街的」の意味
都会と街は違う(都会と街;情報の中にある都会;「いなかもの」と呼ばれると人は悲しい;街場のコミュニケーション;街は企画・編集されない)
街には店がある(ソウル&リージョナル・フードとしてのお好み焼き;街場の「うまい」;神戸に行列のできるラーメンがない理由;店のカテゴリー化、あるいはジャンル化;カフェ伝説序説;街のでき方 大阪・ミナミの場合;会員制と会員制的;店は極めない、を京都で知る)
メディアと街情報(データは実は伝わらない;情報誌と街の関係;街を見ること、街を書くこと)
街で大人として生きる(鮨屋の母国語;お好み焼き屋は街の学校だ;ワインのコミュニケーション不全;酒場馬鹿;常連は難しい;街の先輩)

著者等紹介

江弘毅[コウヒロキ]
1958年岸和田市生まれ。元京阪神エルマガジン社取締役編集本部長。神戸大学農学部園芸農学科卒業。神戸新聞マーケティングセンター勤務を経て、京阪神エルマガジン社に移籍。1989年『ミーツ・リージョナル』創刊、1993年より2005年まで同編集長を務める。2006年退社、編集集団(株)140Bを設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ぜんこう

22
江弘毅の考える「街的」という概念などについて書かれた本。正直、解説にも書かれてたけど「街的」というものははっきりとはわからんかったけど、なんとなくボンヤリとは・・・あ、やっぱわからんかも(^^;) この中で「いなかもの」について書かれてあった部分は納得→■「いなかもの」とは「都会にいる非都会的な人」で田舎にはいない■「都会的」であると信じて疑わない類の感性が「いなかもの」をつくりだしている。2017/03/25

hayatama

3
例によって江さんの本を連続再読(あ、韻踏んだ)。街的ということの対立概念は「イナカモン」な訳で、何がイナカモンかというと、これもなかなか難しい。現代の知性内田せんせすら、よく分からないと喝破してるんだから。それでもなお、情報に流され、ひたすら消費に励むヒトたちに違和感を感じるアナタにはこの本がオススメなのかも。言っときますが、はっきり言って、読みやすいが南海です、じゃなくて難解です。2010/12/21

kishikan

2
「街」ってなんだろう。私が「まち」を「街」と使わないように、街は都会ではないと著者は言う。街には店があり、生きたコミュニケーションがある。街で大人として生きることを知るための必読書。2007/05/31

Humbaba

2
お好み焼きは,他の料理以上に美味しい物を見つけることが難しい.それはおいしい店がないという意味ではなくて,万人にとって美味しいと感じるものを作ることが難しいからである.自分の育ってきた街の作り方で作ったとしても,場所が変わってしまうとまた違ったものと感じるようになっている.2010/07/23

やまぐてぃ

1
京阪神の飲食店を紹介する雑誌の編集長だった著者が、自らの経験に基づき感じた「街的」ということを、新書一冊分を使って説明しようという本。情報誌の問題点、常連とはなにか、街の楽しみ方などについて書く。副題はあまり関係ないかも。2012/03/15

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