内容説明
1994年、ビンラディンは爆弾テロ専門家をフィリピンに送り込んだ―アルカイダの進出戦略、地元テロ組織との連携、9・11の悪夢はアジアから始まった!国境を越えて根を張るネットワークの全貌!なぜテロはやまないのか?その答えが本書にあります。
目次
第1章 変化するアルカイダ(アルカイダの誕生―原点は失業対策;見つけた再就職先―スーダンと湾岸戦争 ほか)
第2章 アルカイダの東南アジア進出(なぜ東南アジアなのか;フィリピンに拠点を置いたアルカイダ ほか)
第3章 東南アジアのアルカイダ系テロ組織(アルカイダ系テロ組織とは何か;ジェマー・イスラミア(JI) ほか)
第4章 テロの資金源(多角的なテロ資金の調達;ビンラディン系の資金ルート ほか)
終章 国際テロネットワークと向きあう(国際テロネットワークは根絶可能か;ガバナンスと治安機関 ほか)
著者等紹介
竹田いさみ[タケダイサミ]
1952年、東京生まれ。上智大学大学院国際関係論専攻修了。シドニー大学・ロンドン大学留学。Ph.D.(国際政治史)。獨協大学外国語学部・大学院教授、東京大学法学部・大学院講師。専攻は国際政治。国際テロリズム、海の安全保障、マラッカ海峡の海賊、小型兵器の移転、移民・難民など、「国境を越える問題」を研究テーマにしている。著書に『移民・難民・援助の政治学』(勁草書房、アジア・太平洋賞特別賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ちくわん
19
2006年1月の本。アルカイダの成立には、サウジアラビア、アフガニスタン、パキスタン、スーダンが関わった。その影響をフィリピン、インドネシア、マレーシアが受けた。対立したソビエト連邦、支援から敵対したアメリカ。地理、歴史があっての現代社会であることを改めて痛感する一冊だった。2021/01/09
うえ
6
本書を読んでわかるのは、フィリピン抜きではアルカイダは成長しえなかった(或いはISも)ということ。少なくとも武器爆薬調達、人材発掘、マネーロンダリング、拠点、謀議の場所、妻や愛人の確保でフィリピンは断トツである。ビンラディンの義兄の妻はフィリンピン人だというのも驚きだ。さらにセブ島の中心は小型兵器の密造工場のメッカであるということ。「汚職体質がはびこり、治安機関も脆弱だからこそ、アルカイダはフィリピンを最大限活用できたのであろう」○ドゥテルテを生み出す背景にこれがあるということは忘れられがち。2016/09/18
takao
2
ふむ2023/11/24




