出版社内容情報
ノミもシラミもみな仏? 生きること・死ぬことの罪とは? 長年、生の仏教美術・資料に触れてきた著者が本質へと導く書!思わず誰かに話したくなる仏教の真髄
知っているようで知らない……これが仏教だ!
●お釈迦さまは何をさとったのか?
●さとればそれでよいのか?
●「縁起」とは?「慈悲」とは?
●ノミもシラミもみな仏?
●なぜ大仏はつくられたのか?
●仏教は「真理」を主張しない?
人間と塵を平等とする思想
奈良の唐招提寺に伝わる鎌倉時代の釈迦如来像の像内には、心ひかれる文書が納められている。「必ず必ず、これらの衆生より始めて、一切衆生、皆々、仏となさせ給へ」とあり、その左に多数の名前が列記されているのだが、人の名前に交じり、クモ・ノミ・シラミ・ムカデ・ミミズ・カエル・トンボ・カなどの名も書かれている。自分たちと同じく、ノミやシラミも仏になることを願った人が、かつて日本にいたのである。(中略)ノミもシラミも仏になれという発想は、仏教によらなければ決して生まれてこないと私は思っている。――<本書より>
序章 死ぬことはこわくない
第1章 聖武天皇と大仏
第2章 縁起
第3章 慈悲
第4章 仏法の興廃は人による
終章 子どもたちへ
西山 厚[ニシヤマ アツシ]
著・文・その他
内容説明
知っているようで知らない…これが仏教だ!お釈迦さまは何をさとったのか?さとればそれでよいのか?など、思わず誰かに話したくなる仏教の真髄。
目次
序章 死ぬことはこわくない
第1章 聖武天皇と大仏
第2章 縁起
第3章 慈悲
第4章 仏法の興廃は人による
終章 子どもたちへ
著者等紹介
西山厚[ニシヤマアツシ]
1953年、徳島生まれの伊勢育ち。京都を経て、今は奈良在住。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。日本の歴史と仏教思想について学ぶ。その後、歴史、思想、文学、美術をトータルに見つめ、書き、生きた言葉で語る活動を続けている。現在、奈良国立博物館資料室長
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