出版社内容情報
東 浩紀[アズマ ヒロキ]
著・文・その他
内容説明
オタクたちの消費行動の変化が社会に与える大きな影響とは?気鋭の批評家が鋭く論じる画期的な現代日本文化論。
目次
第1章 オタクたちの疑似日本(オタク系文化とは何か;オタクたちの疑似日本)
第2章 データベース的動物(オタクとポストモダン;物語消費;大きな非物語;萌え要素;データベース消費;シミュラークルとデータベース;スノビズムと虚構の時代;解離的な人間;動物の時代)
第3章 超平面性と多重人格(超平面性と過視性;多重人格)
著者等紹介
東浩紀[アズマヒロキ]
1971年生まれ。東京大学大学院総合研究科修了。批評家。専攻は哲学および表象文化論。著書に『存在論的、郵便的』―新潮社、第二一回サントリー学芸賞受賞
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
165
いわゆるオタク論を扱った一冊。個人的にはYU-NOを扱ってるところが良かった。たしかにあれを超える作品はないと思ってる。2011/04/27
うりぼう
123
私は読書普及協会の会員で、本屋で偶然、「書店風雲録」という文庫本に反応した。手に取ると「はじめに」のはじめに「動物化するポストモダン」が快著だとの記述、これがネタ本かと思い新書コーナーへ行くと、あったので即、購入。イデオロギーが力を喪い、汎アメリカ一色と思われたら、結構、ボロが出ている。今、どこへ行くのか?その回答として「超平面性」にあり、必然的に多重人格者を生み出す社会は、大きな物語には、永遠に出会えない。その中で自己のアイデンティティを確立するためには、自己との対話、身体の声を聴くことに回帰するのでは2010/11/30
かみぶくろ
95
非常に興味深く読んだ。大きな物語が失われたポストモダンにおいて人々がその場限りの小さな物語(巷には右も左もコンテンツだらけだ)で感動や涙を調達し、記号と戯れているのはその通りだろう。ただそこは15年前の論稿、現在のSNSの隆盛までは勘定に入ってない。ネットを通じた人々の巨大なうねり(みんなで同じ方を向いて同じことは言おう)は大きな物語の無理矢理な共同構築にも見えるし、どこか空虚な今の日本は共同幻想的な物語に餓えている。もうこれは社会以後の人間の本能だから、抗わずに適切な物語のデザインを目指した方が良い。2016/04/16
Aster
59
後半のまとめで中々良い本だなと思った。簡単な言葉で簡潔にまとめられているのも良い。読み始めはうーんと思うことが多かったけど、とにかく凄い本でした。データベース理論と動物化…00年代以降の需要が気になる。2021/05/03
こも 旧柏バカ一代
47
この人の本は初めて読んだけど、、硬い文章なのに書いてある事は萌えとかだからギャップがすごい。そして、例えで出されている物もほぼ全てわかってしまうのが、、自身の業の深さを再認識する。ユーノを熱く考察するとか、、そんな意図があったのか!!と驚きながら読んでしまった。ほとんど中身を忘れていたけど世界の構造は確かに根付いている。この後のfateなんかも似たような話の構造だしな、、2022/07/28




