内容説明
ソロモンの知恵、地の塩、論じ合おうではないか…演説や見出しで今も使われる聖書由来の印象的、かつ簡潔な名文句の数々。“神”のメッセージを平易に説く。
目次
第1章 聖書は心のよりどころ
第2章 聖書の中の覚えておきたい「人」
第3章 聖書の中の忘れられない「出来事」
第4章 聖書の中のかけがえのない「言葉」
第5章 聖書の中の記念すべき「場所」
著者等紹介
石黒マリーローズ[イシグロマリーローズ]
1943年、レバノン・ベイルートに生まれる。聖ヨセフ大学哲学科卒業、アンシティチュー・カトリック・ドゥ・パリー大学修了。現在、英知大学教授。著書に、『ちょっとお節介ですが』―時事通信社、現代新書に『キリスト教文化の常識』、『キリスト教英語の常識』がある
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感想・レビュー
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千尋
3
聖書の中の表現と、それが実際使われた状況を絡めながら紹介してくれるのでわかりやすい。聖書は日本語、英語両方で読んでみたいなと思った。2014/07/05
くらげ
1
キリスト教圏の文学をよりよく読むために。エピソードは有名なものが多かったけれど、表現としては知らないことが多々。聖書そのものにも興味が出た。2014/03/15
あま
0
読みながらずっとなるほどなあ、と思ってた。聖書読みたい。2013/07/02
timothy
0
多少の学識を持ったクリスチャンなら誰でも書けそうな主観的・私的な著述。タイトルの通り統一的な主題がある訳ではありません。予備研究らしきものはなく、著者の経験から思いついた順番に書き起こしているように見えます。 おまけに、誤字脱字の多さからは担当編集のやる気のなさも窺い知れたり……。 「異教徒である日本人を啓蒙する」といった態度が随所に仄見えますが、この点を笑って許容できるなら、世間話の種と割りきって流し読めます。
Ernest
0
面白い。聖書は常識として知っておきたいけれど、いきなり全部読もうとすると厳しいものがある。そんな聖書の初心者にとって、興味を持つためにはぴったりの本だった。『聖☆おにいさん』のネタの意味も理解が深まる。「人との関係がうまくいかなくなったときでも、相手の恵みgraceを探すようにすれば、気持ちもほぐれるのでは」など、著書の補足を読むと、なるほど、流石世界のベストセラーなだけにメッセージがあるなあ、と感じ入った。2013/01/11