内容説明
誠実で良心的に生きようとするとき陥りがちな心配と不安のたえまない悪循環。心の深層に光を当てながら対処法を模索する。
目次
第1章 心配性の人の住む世界
第2章 心配なとき、何が起きるか
第3章 不安はどのようにとらえられてきたか
第4章 しつけがつくる心配性
第5章 心配性とのつきあい方
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
42
結論として、ありのままの自分を受け入れ、余計なプライドは捨てること。理屈はいやというほどわかるけれど、実行するのはとても難しい・・・。2015/05/25
みゃーこ
34
安全追求行動。自分の欲求を満たされるためにする行動l自分の意思が外から支配される自分の行動や環境は外からの刺激されるもの。人から拒否されるのではないかと言う無意識の恐れから自分を守るための行動。隠そうとしている劣等感や弱点など明らかにされたくない部分を多分に持っているjとそれ自体がモンスターと化し、ますます平穏な精神生活のために感覚の鈍麻が必要になってくるのであろう。2015/06/21
ヨミナガラ
2
(成功不安について)“成功することは無力でない証明です。このために、無力さを喜ぶ未熟な親にとっては、子どもの反逆と映ります。子どもはこのことを察知し、成功しそうになると親の拒否や愛情剥奪の恐怖が、無意識のうちに生じてしまうのです。”2014/04/09
k
2
読み進めて行けば行くほど引き込まれました。 自分のことが書かれているようで恥ずかしかった反面、「あぁ、なるほど」と納得してしまいました。心配性に悩んでいる方は、ぜひ一度読んでみて下さい。2012/04/11
Mマジパン
1
図書館本。1996年刊。「不安症」でないところがポイント。「心配性」の自分の内面・外面とそれを形成するに至った生い立ちを、いちいち言い当てられているようで少し辛かった。(実際はどうであれ)誠実で良心的に生きようとするほど、チマチマしたことが心配になってくるのは困ったものだ。ただ自分にそういう傾向があることをはっきり自覚することは有益であるし、この本に書いてあるものだけでない、自分なりの対処の仕方もあるというものである。2021/11/12




