講談社現代新書<br> 〓小平

講談社現代新書
〓小平

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  • サイズ 新書判/ページ数 246p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061491533
  • NDC分類 289
  • Cコード C0222

内容説明

「白猫黒猫」の改革派か。「民主化弾圧」の保守派か。3度の失脚を経て、今なお君臨する「四川省の唐辛子」。パリ留学、百色蜂起から、文革・軟禁下での生活、天安門事件の真相まで、現実主義者〓小平の軌跡を追い、毛沢東路線を覆した「赤い資本主義」の行方を占う。

目次

第1章 綿中に針あり―その横顔
第2章 総書記への道―卓越した実務能力
第3章 改革の総設計師―猫にネズミをとらせよ
第4章 泣いて馬謖を斬る―政治改革のカベ
第5章 最後の闘争―改革の加速
結びにかえて 中華連邦の夢

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

さきん

29
毛沢東は理想に走るが鄧小平は対照的にあくまでも現実主義的である。明時代に法務大臣を輩出したことがある、四川省の名士の生まれでフランス留学での苦労から共産党に入党するも、1950年代の計画経済の破綻により、現実的な視点から資本主義的要素を取り入れる重要性に気付く。72歳からの権力挽回と現在に至る中国の高度経済成長に至る道筋を切り開いた迫力がすさまじい。一方で民主主義には懐疑的で最後まで、政治の民主化を認めず、これも今の共産党一党独裁につながっている。しかし、ここに至るまで流す血の多さは計り知れない。2021/09/16

skunk_c

8
1993年、まだ本人存命中に著された評伝。しかし本書の白眉は天安門事件前後の権力闘争の描写と評価にある。「民主派」胡耀邦、趙紫陽は鄧小平自身が抜擢した人物。これはもちろん経済改革を進めるため。しかしソ連のペレストロイカの進行の影響もあり、政治的民主化が表面化するにつれ、「泣いて馬謖を斬る」ようにふたりを相次いで失脚させていく。そして保守派を牽制するため、敢えて江沢民を「二階級特進」させ、自らの引退と引き替えに権力を集中させる。自らの失脚と復活、毛沢東の後継華国鋒の短命を見てのものとの評は興味深い。2016/02/14

荒野の狼

7
本書は、矢吹晋により1993年に出版されたものだが、鄧小平の出生から引退までを時系列に沿って記載。鄧小平は1997年に死亡しているので、存命中の書。史実が網羅されているので、記載は教科書的かつ専門的で、巻末に文献があるなど、鄧小平の生涯のまとめにはよいが、読んでいて面白みには欠ける(本書の著者矢吹晋の「毛沢東と周恩来」などは同様の体裁だが、読み物として面白いのとは対照的)。2021/04/30

depo

4
図書館リサイクル本。現在、中国では習近平が国家と軍と党の頂点に立ち、永久政権を樹立している。そして、経済力では日本を抜き、あれほど支援をした日本に対して、核ミサイルの照準を合わせ、尖閣を我が物にしようとしている。2021/02/12

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