講談社現代新書<br> はじめてのクラシック

講談社現代新書
はじめてのクラシック

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  • サイズ 新書判/ページ数 230p/高さ 18X11cm
  • 商品コード 9784061488748
  • NDC分類 760

内容説明

1枚のCDできくモーツァルト40番。コンサートホールのベートーヴェン第9「合唱」付。くりかえしビデオでたのしむオペラ「椿姫」。気になる曲を好きなようにきく。クラシック音楽へのちかみちはとりあえずきいてみること。名盤70選も必読。

目次

クラシック音楽とのつきあいはむずかしくない、または、無愛想な男と友だちになる方法
シンフォニーはフルコースのディナー、または、つまみぎきのすすめ
ソナタ形式を耳で読む、または、知ることの功と罪
コンサートできく音楽と再生装置できく音楽、または、一緒もいいが、孤独もいい
オペラは「みる」ものか、「きく」ものか、または、肥満したカルメンを許せる理由〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

29
難しいことはいい。音のうねりに身を任せるだけで、それを愉しむ体験は叶う。好きだな、と思ったものを聴けばいい。そういった点で、堅苦しい入門書とは異なった本。巻末にディスク案内付き。2014/06/27

もっひぃ

11
繰り返し繰り返し聴く事が大事なんだなと気付かされた。自分に合わないなと思う曲でも繰り返し聴くことで好きになれるかもしれない。音楽家の写真(肖像画)がいくつか載っていて、想像と違ったなと思う人もいて面白かった。本筋とは関係ないが、ダヴィッドの『ナポレオン皇帝の戴冠式』が大きさ610×931(cm)、というのは初めて知って驚いた。2017/03/21

スリーピージーン

11
古い蔵書を再読。特に目新しいことはない。クラシック音楽を毛嫌いしている人は手にしないだろうから、きちんと鑑賞してみたいけどきっかけがなくて・・・という人向け。名盤案内などは知識もなく興味もあまりないが、一度聞いたくらいで好悪を決めず、好きになれなかったものこそ繰り返し聴いてみたらいいというのはいいアドバイスだった。ポータブル音楽プレイヤー(この本の時代ではパーソナルラジカセみたいなものだろう)が普及して、多くの人がおざなりな音楽の聞き方に慣れてしまったようなことが書かれてたが、そこは賛同しがたい。2015/06/28

えーた

5
「オペラ《椿姫》の全曲盤をきいた経験をもとに、くりかえしきくことによって、最初は好きとはいえない音楽でも好きになれることがある、ということがわかった。そこで知ったことから、ぼくは、こう考えるようになった。もうこれからは、好きな音楽のレコードを買うのはやめよう。すでに好きなってしまっている音楽であれば、放送できいたってたのしめる。(中略)レコードの最大の利点が何度でもくりかえしきけるところにあるとすれば、その利点を活用して、まだ好きになれていない音楽のきけるレコードを買うべきであろう。」 本文P115より2014/04/04

訪問者

4
初めてではないが初めてのクラシックである。初心者に向けて、クラシックと向き合うにはどうすればよいのかを分かりやすく書いた良質のクラシック案内書である。2021/09/16

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