内容説明
学生が先生に、部下が上司に、受付嬢が来客に…。それぞれの場面と人間関係に応じて、適切で正しい敬語を使いわけるのはむずかしい。尊敬語・謙譲語・丁寧語など、敬語の基本的な役割と、場面ごとの使い方のルールを、豊富な用例によって解説した、最適の日本語ガイド。
目次
1 まちがいやすい敬語
2 日本語のなかの敬語
3 敬語についてのきまり
4 ビジネス現場の敬語
5 これからの敬語
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Naota_t
0
本書は、自分が生まれる前後に上梓されており、「謙譲語」という定義もなかったころ、今では「謙譲語I」「謙譲語II」さらに「美化語」までも登場し、言葉は流動的であるが、さすがに「敬語を使いこなす」ことを目的とした本書は、現代ではちょっとつらいかもしれない。そんな本書でも、当時の調査を用いた第4章「ビジネス現場の敬語」は興味深かった。今は当り前?のマナーも、当時は斬新な試みとして新聞に載ったりしたらしい(例えば、役職に関係なく「さん」付けで呼ぶ、など)…あと、戦時中の国語教科書~現代のそれとの比較も面白かった。2015/07/03
トミー
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フォトリーディングで読みました。20年以上前の初版です。場面に応じた使い方などが詳しく書かれており、丁寧に表現されています。2010/03/11