内容説明
「イスラエルの家の失われた羊以外の者にはつかわされていない」というイエスの言葉はユダヤ人のみに向けられたのだろうか。天国とはどんな場所か。パリサイ人とは何者か。羊飼いの貧しさとはどういう状態をいうのか。一見馴染みにくく思われる聖書の言葉は人間存在の根本を普遍性の光で満たしながら生の真理を解き明かしているのである。
目次
第1章 最初の言葉
第2章 山の上の教え
第3章 たとえ話
第4章 真の命への道
第5章 エルサレムでの教え
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なつき
3
新書『聖書は何を語っているか』再読。ピーター・ミルワード。永井晃子訳、講談社現代新書、1986年。あーーーっ、これだわこれ、あ、これいま読んでほんとよかった……!! おそらく私もこの本にならうようなことを、したい感じ、この本のすばらしいこころみを、拡張したいという感じですね……。2017/11/30
なつき
1
新書『聖書は何を語っているか』読了。カトリックのイエズス会の司祭である著者が聖書について語っていくのだが、とくに日本人に対してという点に刮目すべき。1986年の新書であるので古いといえば古いが、100年前のものが「現代の」などと言われるキリスト教の文脈ではあまり関係ないのでは。2017/03/13