内容説明
安堂ミラは、自分ではまったく気がついていないけれど、ちょっぴり霊感の強い女の子。ミラのパパがある日きゅうにいなくなって、ミラは捜索をすることに。どうやら、事件の背後には妖怪がいるみたいで、ミラは霊感を見こまれて、「妖かし新聞」の記者として事件をさぐることになってしまう…!?妖怪からパパをたすけることができるのか?ドキドキの妖怪ミステリー誕生!!小学中級から。
著者等紹介
藤木稟[フジキリン]
大阪府出身。1998年『陀吉尼の紡ぐ糸』でデビュー。ミステリー、伝奇、ホラー、SF、児童書など幅広いジャンルで活躍する。「バチカン奇跡調査官」シリーズ、「朱雀十五」シリーズ、「陰陽師 鬼一法眼」シリーズなど著書多数
清野静流[セイノシズル]
北海道生まれ。「別冊フレンド」で漫画家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
47
ある日新聞記者をしている父親が家に何の連絡もなしに帰って来なかった。心配した娘のミラは父親の会社に電話しますが、数ヶ月前に会社を辞めたと言われ・・。シリーズ第1弾。シリーズの始まりに相応しいお話でした。妖怪と人間が上手く共存しているお話というよりも、社会の枠からはみ出て悪さをしている妖怪を退治する・・といった展開のようです。妖怪を発見する為の小道具や妖怪退治の小道具がなかなか面白かったです。実際に手にしてみたいなと思いました。★★★2012/06/28
いくっち@読書リハビリ中
4
青い鳥文庫なのでわかりやすいこともありますが、妖怪が引き起こす怪奇なる事件はこれこそ藤木稟が書きたかったものではないだろうか。朱雀よりも鬼一方眼よりも生き生きしているよ。このシリーズでどんな妖怪が登場するのか楽しみになってきました。読みたい本最古層の中から図書館予約して借りてみてよかった。引き続き同シリーズを読んでいきたい。2010/05/15
口無
2
主人公のミラが物凄くしっかりしていて、ホントに小学生なの!?とツッコんでしまいました。弓削さんの正体や、春雷、怪奇日報…謎だらけで今後も楽しみです。2013/01/14
ひょん
0
このシリーズは小学生の頃に何回も何回も読みましたね、こういうの大好きなんです。これを読んで妖怪に興味を持ち始め、今では誕生日に『遠野物語』を買ってもらう程に(笑)
かおりん
0
娘の借りた図書館本。 妖怪新聞社シリーズ1巻です。 作者の藤木さんは大人ミステリも沢山書かれているのですが、そちらは何冊か既読です。 初めての児童書とあとがきに書いておられますが、児童書にしては言葉遣いが難しいかと。大人が読んでも違和感はありません。妖怪新聞に関わっていく流れも自然。人物も個性があり、魅力的です。サスペンスもあり、面白い! 次巻も借りるそうなので、楽しみです(笑)2015/09/27