青い鳥文庫fシリーズ
まぼろしのペンフレンド

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  • サイズ B40判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061487154
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8293

出版社内容情報

この手紙はどこから届いて、ぼくの返事はどこに届いていたのだろう?
本郷令子とは、いったい何者なのか?
あなたは、この本で恐怖とせつなさに出会う!珠玉のSFジュブナイル

学校から帰ると明彦のもとに、手紙が届いていた。差出人は、本郷令子という見知らぬ女の子。そこには、明彦のことを「できるかぎり、くわしく教えてください」という言葉とともに、1万円札が同封されていた……。そして文通をはじめた明彦のまわりでは、つぎつぎと怪事件が起こりはじめ、そしてついに本郷令子が会いたいといってきた!?

眉村 卓[マユムラ タク]
著・文・その他

緒方 剛志[オガタ コウジ]
著・文・その他

内容説明

学校から帰ると明彦のもとに、手紙が届いていた。差出人は、本郷令子という見知らぬ女の子。そこには、明彦のことを「できるかぎり、くわしく教えてください」という言葉とともに、1万円札が同封されていた…。そして文通をはじめた明彦のまわりでは、つぎつぎと怪事件が起こりはじめ、そしてついに本郷令子が会いたいといってきた!?小学上級から。

著者等紹介

眉村卓[マユムラタク]
1934年、大阪生まれ。作家、大阪芸術大学客員教授。1961年、「SFマガジン」のコンテストに応募した『下級アイデアマン』が佳作入選し、作家活動を始める。日本のSFジュブナイルの黄金期を築く傑作を多数発表。1979年『消滅の光輪』で泉鏡花賞を受賞。ほか著書・受賞歴多数

緒方剛志[オガタコウジ]
1970年、大阪生まれ。イラストレーター。ブギーポップシリーズのイラストで人気を集める。小説のさし絵で活躍する一方、ゲームやアニメーションのキャラクター原案、マンガなども手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆう

8
明彦が学校から帰ると見知らぬ女の子から手紙が届いていた。文通を始めた明彦の回りで怪事件が発生し…。1966年のSF作品です。なんかこれ読んでるとペッパー君想像しちゃいました。いずれ人間はペッパー君に支配されて消されちゃうんですかねー。2015/09/27

なー

7
ペンフレンド!大昔、雑誌の投稿欄に文通相手募集って載せてもらった事があります。全国各地から山ほどお手紙いただいて驚きました(^^;)住所を堂々と載せて長閑な時代だったわねえ…なんて軽い気持ちで読み始めたらカウンターを喰らいました。怖かった…。短編集で、どれも日常から問答無用でポンと全然別の次元に放り込まれるのですが、これが今のこのコロナウィルスで日々刻々と状況が変わり昨日日常だったものが今日は許されない物になる状況と似通っていてとても怖かった…。2020/04/22

たか

5
なぞの手紙が届くところから文通が始まり、興味本意から、やがて感情が恐怖と切なさに変容していく… ジュブナイル小説の傑作。B評価2017/10/24

florine

5
1970年の作品。携帯電話はおろか、家にもまだ電話があまり普及していなかった頃のお話。雑誌に名前と住所を載せてもらい、ペンフレンドを募って交流するのがその頃の小中学生の間で流行っていたらしい。今なら個人情報が云々でとんでもないが、よき時代だったようだ。アンドロイドの本郷令子が嫉妬の感情を持つところが印象的だった。2012/07/27

higurashi

5
人間の感情を持ってしまったアンドロイドという設定はやはり良い。それにしても、主人公の状況を自分に置き換えてみると本気で怖すぎる。2011/02/19

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