出版社内容情報
ポワロが真の天才ぶりを発揮する長編傑作。エルキュール=ポワロ宛に、ABCと名のる人物から、奇妙な殺人を予告する手紙が届く。「今月21日、アンドーバーに注意されたし」。連続殺人事件の幕明けだ。 小学上級から
内容説明
名探偵ポワロに、ABCと名のる人物から奇妙な、殺人を予告する手紙が届く。「今月21日、アンドーバーでおこることに注意せよ。」これが連続殺人事件の幕あけだった。予告した日に、Aではじまる町でAの頭文字をもつ老女が殺され、つづいてBの殺人がおきる。どちらの場合も死体の近くにABC鉄道案内を、おいておくという念のいれかたで…。犯人はなぜ、ロンドン警視庁ではなく、ポワロに挑戦してきたのか?友人のヘイスティングズ大尉とともに、事件の真相にせまる!ABC順に殺される連続殺人事件の恐怖。小学上級から。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
57
『「ABC」殺人事件 (講談社文庫)』を読む前の頭馴らしのつもりだったが、久しぶりに読んだのでおもしろかった。2013/12/04
れにぃ
8
愚者のエンドロール読んで、懐かしくなって再読。読み返してみて思うのはミスリードと伏線が上手い。ポワロが言ってることは最初は分からないけど、謎がとけると納得できる。2012/08/22
megumi♪
7
大人向けがみんな借りられていたので、青い鳥文庫で。正解でした。海外ミステリーはたまに読みづらいと感じることがあるので、子供向けだとスルスル頭に入ってきました。犯人は予ミスリードはされませんでしたが、犯人は予想もしなかった人物でした。Dの殺人のところの真相のみちょっと納得いかなかったですが、さすがミステリーの金字塔!面白かったです。2018/06/01
まるいりんご
2
図書館にこのバージョンしかなかったので。半世紀以上前にこのトリックと構成はすごい。さすがミステリの女王。子供用なので言葉の注釈がちょっとうざかったけど、イラスト付きで可愛い本でした。2012/05/03
サトー
1
翻訳小説は苦手なのですが、児童向けなら読み切れるだろうと思い、青い鳥文庫版を読みました。きっと順当に※※※が犯人なんだろうな、と思いながら読んでいたらまさかの――。予想外の展開にもビックリですが、この作品が何十年も昔に書かれた作品だということにもビックリです。他の作品も読んでみよう。2013/02/01