出版社内容情報
火星と地球の大戦争! SF古典の決定版。ある日、ロンドン郊外の草原に巨大な円筒が落下。それは、火星人による地球侵略の第一歩だった。やがて地球上で大戦争が……。SFの父、ウェルズの代表作。 小学中級から
内容説明
19世紀の末、栄えるイギリスの国土に宇宙から火星人がやってきた。火星人はなんでも焼きつくす熱光線や毒ガス弾を使い、怪物機械をあやつって人々をふみつぶす。侵略からのがれる人々はどうしたか?立ちむかう軍隊は?そしてそのとき主人公の“ぼく”は…。宇宙を舞台の小説や映画の原点となったH=G=ウェルズのSF古典の大名作!小学中級から。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みや
39
火星人が到来し、地球を侵略していく名作SF。火星人=タコ型の印象を作った作品として有名なので気になっていた。最高に面白い。とにかく面白い。序盤からひたすら続くハラハラ感が凄かった。弟からの又聞きを含めた回想記の形式でありながら、詳細な情景描写と感情表現で臨場感が半端ない。火星人から逃げ惑い続ける、武器を持たない無力な一般人である主人公と完全に気持ちがシンクロしていた。圧倒的な力の差に絶望しながらも未知の状況に興奮が膨れあがる。人間の暴力性や横暴さも生々しく、人間同士の争いも読み応えがあった。ただただ興奮。2017/08/09
植田 和昭
16
面白いので1日で読了。小1のときに学校の図書館で借りてワクワクして読んだ思い出の一冊。何回読んでもいいです。HGウェルズのこの頃の作品はタイムマシンといい、透明人間といい、ドクターモローの島といい、ずば抜けている。なにがこの爆発を起こしたのだろうか?しかし、最近じゃあこの本も図書館で見かけない。残念だ。よし、読んだから図書館に寄贈しよう。2019/09/28
indigon
5
初ウェルズ。この発想力はすごい!主人公はよく生き延びたと思います。しかし、牧師補とは何だったのか…。児童版だから端折られてるところもあるのかな? 児童向けなら海野十三の『火星兵団』のが好き。2014/06/19
みいこ
3
深い2009/02/12
乱丸
2
?←こいつの原作でもある。青い鳥文庫だからか、したしみやすい。2018/03/05