出版社内容情報
心に響く平和の祈り。感動シリーズ第8弾!ママと二人の生活にもどったチナは、病気のビリッチのために音楽会を企画するが、当日、チナをささえ続けたビリッチは天使のように息を引き取る。 小学上級から
内容説明
剛はクローディーヌのそばにいってしまったが、チナの毎日は充実していた。ただ一つ気がかりなのは、ビリッチの体調が思わしくないことだった。はやくよくなるようにと、チナは願いをこめてみんなと千羽鶴を折りはじめる。また、病院内でコンサートを開いて、ビリッチたちをはげまそうという計画も進んでいた。涙あふれる、感動の第8作。小学上級から。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぴよ子
7
涙、涙。ビリッチ、足のけがをした時の輸血が原因でエイズを’発症していたんだな。私も輸血は去年したけど、やっぱり戦争のさなかでされるのと、フランスのちゃんとした病院でされるのは違うもんな。病院でのコンサート、感動した。ビリッチの思いはみんなに受け継がれるだろう。クロアチアの湖群公園、検索したらすごくきれいだった。いつか行けたらいいな。そしてチナは日本へ。ピアスの運動を始めたときは、私もそれは無理だろと思ったけど、チナにとってはピアス云々の問題じゃなかったんだな。なんかちょうどいい感じで終わったけどまだ続く。2017/12/09
読生
4
ここで終わっていれば良かったのになと思う。 生きていることの喜びを、その価値を伝えるために、チナさんをどれだけ傷つけるんだろうなって思ってしまう。 ここで終わってたら、いい話だなって終わってたかもしれない。 でも多分それじゃ、ただのいい話でしかなかったんだろうな。 だけど私は、それでよかったじゃんって思うんだけどな。2021/01/17
Natsumi
3
駅前
わをん
3
ビリッチの生きる姿に涙。でもお話のなかで一番盛り上がることができなかった病院編でした。なぜだか昼ドラを見てる感覚がある、全てのタイミングがよすぎるからかな?次が最終回2015/09/08
壱ヶ谷@多忙
2
泣きすぎて泣きすぎて泣きすぎて、胸がいたくなるほど毎回泣いた巻。さすがに慣れたのか心が鈍ったのが汚れたのか、読み返して世界の理不尽を感じたけど不思議と涙はでなかった。喪失感は強いのだけど。演奏会やばいなあ。好きすぎて苦しくなる。アルとビリッチの足りないものを足りなく感じさせない雰囲気がやばい。「平和の祈り」を初めて読んだとき心が震えて、読み返した今回、紙に認めて、持ち歩いている。こんな風に人生を生きれるようになれますようにと願いを込めている。2012/05/31