出版社内容情報
けなげに生きるチナの物語、第5弾。 島での生活をささえてくれたおじいちゃんが息を引き取り、チナはパリへと旅立つ。新しい家族や友だちとのふれあいのなかで、剛への淡い想いに気づくチナ。 小学上級から
内容説明
12歳の誕生日を目前に、チナの心のささえであるおじいちゃんが心臓の病気で入院してしまった。お見舞いに通うチナの心配をふきとばすように、病室のおじいちゃんは笑顔いっぱいでむかえてくれるのだが…。その夜、チナはどこか遠くのほうから自分をよぶ声がきこえた気がして、目をさました。外はまだ暗い。好評の青い天使シリーズ、第5作!小学上級から。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わをん
8
フランス編。ちなが本当にいい子で健気で愛しい。すべての障害を糧にして、成長している姿を見ていると勇気を貰えます。ちなのお母さんがちなに感心してるように、心の成長に大人も子供も関係ない。心がけ次第でいくらでも人は変わることができるんだと思います。ビリッチがちなに教えた詩に驚きました。流石、倉橋さんです。私も大好きな詞なんです。あの詩が子供たちに読まれてるってことが本当に心震えるほど嬉しい。2015/08/31
Natsumi
3
駅前
るぅ
0
だんだんと本に出てくる大人たちの年齢に近づいていき、子供の頃読んだ時と全然印象が違って楽しく読めた。子供の頃はチナとビリッチがいい子すぎて苦手だったし、クローディーヌも嫌いだったけど、今読んだら全員好きになってた笑 母も子供も試行錯誤で一生懸命生きている、しかしすれ違ってしまう。そんなところに勇気づけられるし、登場人物を愛おしく思う。ビリッチの考え方は今なら理解できる。表紙の絵の美しさも昔はわからなかった。2015/08/22
momoka
0
チナin Paris!!5巻を読んで、チナと一緒にパリのアパルトマンで暮らしているようだった。フランスに憧れたのも5巻がきっかけかも。今フランス語を勉強しているのも。新しい街で生きていく。表紙もとても好きな巻の一つです。
壱ヶ谷@多忙
0
パリへの五巻。当時読んだときはわりとチナに感情移入したんだけどいまとなっては「ああ思春期だなあ〜〜〜」と微笑ましい。母の思い子知らず、子の思い母知らず。ビリッチがすごく衝撃だったのを覚えてる。現実こんな子がほんとにいるのか。でもビリッチみたいに生きたいと思ったのはわたしだけじゃないとおもいたい。剛くんとの親展にどきどきするよね。2012/05/31