内容説明
オムリがもらったふしぎなカギは、200年まえのインディアン、リトルベアーを現代によみがえらせた―。カギは、オムリを200年まえのインディアン村につれていき、こんどは、パトリックを開拓時代のアメリカの砂漠へおくりこんでしまった…。世界13か国で訳された冒険ファンタジー「リトルベアー」の第3作め。小学中級から。
感想・レビュー
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ヴェルナーの日記
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主人公オムリが手に入れた魔法の鍵はプラスティック人形をホンモノにするのではなく、人形が表している時代の人間を連れてくることだった。つまりタイム・スリップを引き起こすことが可能なアイテム。しかも現代から、その時代への移動も可能だった。それでオムリは魔法の鍵を使ってリトルベアの時代へとタイムスリップするのだった―― リトルベアが生きた時代のアメリカはフランスとイギリスによる植民地支配の政策が活発だった。それに巻き込まれる形でネイティブアメリカンのアルゴンキン族とイロコイ族連邦との戦いが煽られてしまった。2019/05/03