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出版社内容情報
昔の『講談社の絵本』の名作を新編集。 小指くらいの背丈の一寸法師。体は小さくとも、こころざしはでっかく、お椀の舟に乗ってあこがれの京の都にやってきますと……。小さな法師が颯爽と活躍するお話 幼児から
著者等紹介
笠松紫浪[カサマツシロウ]
1898年、東京生まれ。日本画家鏑木清方の門に入り、帝展、文展等に日本画大作を出品。戦後、木版画に専念。1991年没
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆうゆうpanda
46
笠松紫浪の絵本二冊目。大阪の夫婦が住吉明神にお願いして授かったのが一寸法師。比較的豊かな夫婦らしく、場面ごとに着物が違います!日本画らしさが随所に。鶏、四十雀、燕、鷺に千鳥に見守られてお椀の船で。やって来ました京の町。まぁお洒落だこと!柄に柄を重ねたお衣装も決していきすぎにならないから素晴らしい。三条大臣のお姫様の雅な遊び。貝合わせ、歌詠み、茶の湯に絵巻物。婿入り修行も万全な一寸法師。清水観音にお参りの途中、例の鬼退治です。打ち出の小槌で大きくしてもらって立派なお侍になったら…衣装の柄がやはり立派でした。2017/03/12
ヒラP@ehon.gohon
19
お話の素晴らしさの前に、笠松紫浪の美しい日本画に見とれてしまいました。 絵の細部に、時代背景に対する配慮が加わっていて、解説によって改めて、絵にこめられたものを見返しました。 この「一寸法師」は場所や時代に関して、かなり具体感を持たせたり、エピソードを加えて、現実感を持たせていると思います。 とても興味深い絵本です。 一寸法師が旅だったときの両親と、都に招いた時の両親の姿の変貌に、その間に流れた年月についても感慨を深めました。2019/03/16
遠い日
9
新・講談社の絵本シリーズ2。「まえがき」は田辺聖子さん。絵は、笠松紫浪氏。縫い針の刀は記憶にあったが、麦藁の鞘は始めてかもしれない。一寸法師が旅立つ時の準備も細々と描かれ、美しい絵に別れの空気が滲む。鬼との戦いぶりも堂々と一歩も引かず、立派な若者になる前振りとも取れる。いつもすいすいと読んでしまう昔話も、日本画の絵で辿れば、味わいも格別。2020/12/18
ヒラP@ehon.gohon
9
事業所で読み聞かせしました。2019/03/14
イクト
6
久しぶりに読むと小さい頃の事思い出して良かった(*^_^*)2024/09/20