内容説明
早稲田大学をつくった民衆政治家大隈重信。よわ虫だった少年時代から、爆弾による足のけがにも負けず、総理大臣をつとめ、明治からの近代日本の設計者となった波乱の一生。
目次
1 ひらけ青春の門
2 かわる日本、いばらの道
3 権力よ、さらば
4 都の西北、早稲田とともに
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ビシャカナ
1
なんとなくでしか知らない大隈重信を知るべく、子供向けの易しい本を入門書に選んだ。大隈重信の道のりはほとんどが、肥前藩士時代も新政府時代も派閥争いに浪費される。同じ人が友になったり敵になったり、つまらない過去の慣習や、人を貶めるでっちあげなどばかりだ。そうした政治から離れて、自由な学問に希望を見出したのは必然だったのだなと思う。理性的でありながら武士の一本気も併せ持つ大隈重信のことがもっと知りたくなった。2014/09/25
ザキ
1
この方のように、みんなに愛されて死んでいける人になりたいと思いました。その為にも、世の人の為になる事を僕もしたいと思います。2010/12/17