内容説明
15さいの少年漁師万次郎は嵐で無人島に漂着。アメリカ船に救われ、日本人として初めて11年間の海外生活ののち帰国。激動の幕末、明治期に日本とアメリカの文化をつないだジョン=マン、中浜万次郎の生涯。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
どら母 学校図書館を考える
7
勤務先でボロボロの本、買い替えか、そのまま廃棄か。2017/08/21
にゃおまる
1
幕末の騒乱にスパイスを与える為に、起こってしまったんではないかと思えるほど、奇跡的漂流に続く中浜万次郎の壮絶な人生。 助けられた船長と21年後に、再開する所なんてまさに映画の世界! 人生は本当に何が起こるかわからない…。2014/04/19
ひろみ星☆
0
伝記が読みたくなり、息子に中学の図書館から借りてきた貰った本。ジョン万次郎だとずっと思っていたが、井伏鱒二の小説のタイトルであったことをこの本で知った。日本に帰ることは実現したが、大統領と市民が握手をして挨拶を交わすアメリカと殿様や役人には土下座をしなくてはならない日本との違いを冷静に見つめ、「平等」を尊んだ中浜万次郎の心を思うとなんだか切なくなった。40代で脳卒中を患い一線を退いてからの中浜万次郎の生活がどうであったかは描かれていなかったので、どんな思いで後半生を生きたのか知りたかった。2023/01/10




