出版社内容情報
【内容紹介】
三重苦を克服し、たくましく生きたヘレンが、自分の生涯をしずかにふりかえった自伝。そこには、サリバン先生の厳しい愛に支えられ、想像を絶する苦難をのりこえたヘレンの、人間賛歌がみちあふれている。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユキ
15
目が見えない、耳が聞こえない、話せない。それを全く感じさせないくらい毎日を楽しんでいて、本当に見えていないのだろうか、聞こえていないのではないかと感じてしまうくらいだった。目の見えない人は本を読むのも大変だ。すべてに点字が対応しているわけではないと思うし、何不自由なく過ごせることに感謝したい。2018/09/30
しろのあ
4
自伝というところに価値があると思います。とても美しい文章!また、ヘレンと長年深い結びつきのあった人々、ベル博士やマーク・トゥエーンなどのエピソードも素晴らしい。巻末のサリバン先生伝も必見。2015/03/07
ラスコリ
4
目が見えない人が残した自伝とは思えないくらいの話しだった。奇跡の人と共に努力の人でもあるヘレンケラー。私たちに学ぶことについて訴えかけるものがある。2014/03/21
Kaori
4
児童書ですが、感動しました。沈黙と暗闇の中にあっても、自然の美しさを知り、出会う人や物の本質を見抜いています。本当の意味で、豊かで幸福な人生だったのかもしれません。2013/11/16
雅
3
もちろんヘレンも頑張ったのだけれど、とにかく周囲の人間の理解と努力が素晴らしい。 特にサリバン先生の決して投げ出さない姿勢とヘレンを愛し育む精神は真似したくても出来ない領域なのではないでしょうか。 グラハム・ベルやマーク・トウェインと仲良しだったとは知りませんでした。2013/10/19