内容説明
「月のたまご探検隊」の三郎は海の小人の国へ、まゆみはダマーニナにとらわれて鏡の城に。アラエッサとストンストン、キラップ女史は、それぞれの思いを胸に鏡の城へ。王国の乗っとりをたくらむダガーは、「鏡の森を焼きはらえ!」と命令した。王国の運命をかえる午前零時が刻々と…。愛と冒険の大ロマン感動の完結編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かのこ
44
乾杯で終わる大団円の8作目。 長いシリーズだったけど、伏線がうまく回収されてすっきりと楽しめた!ダミャーニナの伏線は本当にうまいな〜!だけど「ナ」のつくごくつまらぬ人はてっきりナルマニマニ博士だと思ってしまった…笑 シルバー王妃、カメレオン総理、キラップ女史にアラストコンビ…シリーズの他の作品にもクロスオーバーする登場人物の重要エピソードをこの作品で読めたので、今後再読を進める上でも楽しくなりそう(^∇^) それにしてもやはりダマーニナは人気があるのが頷けるキャラクターだったなあ〜2017/07/09
佐島楓
24
児童文学ながら(だから)、まゆみと三郎が想いあう姿はとても美しい。幼かった私も恋への憧れからこのシリーズに心ひかれたのだろう。人として大切なものはいったい何なのか。大人になって読んでも、きらめくものがある。2014/12/12
たぬ
13
☆3.5 本編これにて完結。パート3から7までは4点をつけたけど最終巻は3.5点にしました。伏線はあらかた回収されたしまゆみ・三郎・アラエッサ・ストンストンの4人も再会できてめでたしめでたし。ではあるのだけど。土壇場でダマーニナが日和ったのが物足りない。それと三郎が3倍速で年を取っているという設定を作者自身あまり気にしていなかったのかな。そこをもっと物語に絡めてほしかった。まゆみは初登場時から随分とキャラが変わったね。生意気な現代っ子度大幅減・夢見る乙女度大幅増。2024/11/13
紫伊
9
ラスト、全員集合。大円団でした。ダマーニナのラストのシーンで彼女は救われたのかなと思いました。幸せになってほしいです。どのキャラも魅力的でやっぱり面白いなぁと思いました。2014/06/29
おけいさん
5
最後に色々なエピソードを回収して、うまくまとめたなぁ。とはいえ、三郎の活躍は全く無し?一体何をしていたのでしょう! ダマーニナも、最後に何か話して欲しかった。 最初の方の広島のことなどは2巻以降全く触れられず、月のたまごで世の中がどうかわったのかもよくわからない。クレヨン王国の他の作品を読んでいないので文句をつけては悪いけど、やっぱりちょっと物足りないかな。2016/09/24
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- 和書
- 永井隆全集 〈第2巻〉