講談社現代新書<br> 超能力のトリック

講談社現代新書
超能力のトリック

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  • サイズ 新書判/ページ数 219p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061457997
  • NDC分類 147

出版社内容情報

【内容紹介】
あしたの地震を予告する、暗闇の降霊会で先祖の霊が話しだす……。テレパシー 透視能力 予知能力 念力など、現代科学も解明できない超常現象。この〈ふしぎのわざ〉が、単純なトリックで簡単に演出できる!霊媒トリック、幽霊のつくり方、予言トリックなど、そのタネと仕掛けをとくとご披露。超能力の舞台裏をあざやかに解剖する。

小麦粉の謎――ダベンポート兄弟の秘密のなかでも、とりわけ人びとの頭をなやませたのが、小麦粉の問題でした。縄抜けが不可能であることを証拠だてるために兄弟の使ったキメ手が、小麦粉という奇妙な小道具です。立ち合い人が兄弟の両手に小麦粉をにぎらせます。にぎった手を開かないかぎり、ロープを抜けでることができず、つぎの演技にかかれないだろう、とだれもが考えましたが、それでも楽器は鳴りだしたのです。フーディーニが後年、引退した兄のアイラにこの点をきくと、彼はにやりと笑っていいました。「私たちは何も処分などしなかったのだよ」フーディーニは自分の耳を疑いました。何も処分しない!兄弟は手のなかに粉をにぎりっぱなしにしていたのです。――本書より

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

パフちゃん@かのん変更

63
昭和60年の古い本でした。1974年一世を風靡した超能力者ユリ・ゲラー。スプーン曲げの大流行を起こした彼ですが、「TV木曜スペシャルの番組中、日本に念力を送るので番組を見ている人もスプーンを持って念じればスプーンが曲がる。故障して動かなくなった時計をTVの前に持って来れば、私が念力でその時計を動かして見せる」と言い、実際スプーンが曲がったり、時計が動き出したという報告が殺到したことは覚えています。でも、そういった超能力もすべて種明かしがあるのですね。「紙玉の読心術」を誰かに試してみたいと思いました。2015/04/22

そうたそ

19
★★★☆☆ 超能力、エスパーと聞くとやや一昔前なものであるカンジが否めない。手品やマジックは今でも広く受け入れられているのに。タネがあるという前提があるか否かの違いだけで根本はどちらも同じなのではないかなあ、という気がする。超能力といったどこか怪しいものに現代ではときめきを感じなくなってしまったのかなあと思うとどこか寂しい。本書ではそんな超能力のトリックを暴いてみせているが、著者も言う通り、やはりタネは分かっていない方が面白い、というのに尽きる。それが超能力であるにしろ、手品であるにしろ。2019/12/17

Gen Kato

7
超能力という名の「手品」の種明かし。超能力を暴くには科学者よりマジシャンの方が適任だ、ということがよくわかる。2018/01/03

amabiko

4
「マージェリー事件」の「敵意ある証人」のくだり。「自分に都合のわるい立ち合い人を拒否する」は、日本の千里眼事件の構図と全く同じ。2019/03/23

Naota_t

4
★3.3 本書には様々は超能力の歴史と種明かしが載っていて面白い。著者は完全にアンチエスパーの立ち位置から書いているので安心して楽しんで読める。どんな超能力にもタネがある。それも意外にもシンプルな方法ほど、見た人は気づかない。本書を読んでいて、これらは新興宗教や詐欺に応用されているな、と思った。人が浮いたり、読心術を披露したりするのは、新興宗教ではお決まりだし、これを敷衍すればオレオレ詐欺にも応用できそうだ。そういえば最近は超能力を謳った特番も無くなった気がする。世の中つまらなくなっている?2018/11/20

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