講談社現代新書<br> 「論語」を読む

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講談社現代新書
「論語」を読む

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  • サイズ 新書判/ページ数 203p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061457560
  • NDC分類 123.83

出版社内容情報

【内容紹介】
【国家】縮小財政による民力養成を目指した減税論を展開し、新しい法優先の風潮の摘発者として、〈まごころ〉共同体を理想とする。【家族】不幸な生いたち、妻との離婚などの経験から、父母への孝行をつねに第一に説き続ける。【教育】技術の伝達だけでない人間形成を実践。【生活】「徳とは得(富貴)なり」と割り切った、現実主義者。諸国を放浪し、さまざまな挫折を繰り返しながら、心の修養を積み、〈聖人〉と呼ばれるに至る軌跡――。2000年来読み継がれてきた〈ほんね人〉の肉声に、今に通じる、人間の普遍性を抉り出す。

農民の父と巫女の母と――孔子は家庭的に恵まれなかった。その出生においてすでに不幸であった。孔子の母は、孔子の父と「野合して孔子を生む」と言われている。「野合」ということばの語源である。今日、「野合」といえば、原則もなく、プライドもなく、見識もなく、ただ利益だけで結びつく関係を指す感じであるが、もともとは、「野」というべき「合」のことを意味する。その「野」とは何かということについて、いろいろな解釈があるが、結局は、人々に認められない結びつきによる「合」ということである。よほどの事情があったと言える。――本書より

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

愛奈 穂佳(あいだ ほのか)

3
【ココロの琴線に触れたコトバ】共同体の本質は感覚であるから、理屈、理論すなわち知よりも情が尊ばれる。2016/01/07

ほしかげ@漫画以外

0
「克己復礼為仁――己に克ちて、礼に復るを仁となす」 人間がアリのままで住みよい社会を作るための教えが、儒教の根源なのかも。2011/12/08

黒澤P

0
論語ってこんなに人間臭い、力強い書物なんですね。いつか解説書じゃなく本文を読みたい2008/07/20

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