出版社内容情報
【内容紹介】
ひとの話を上手に聞き出し、自分の言いたいことを、的確にしかも印象深く、相手に伝えることはやさしいことではない。話し言葉の技術は、現代の人間関係を動かすカギである。ジャーナリストとしての著者の豊かな経験の泉から、貴重な実例、感動的なエピソードをくみあげ、聞き上手・話し上手となるための心がまえ・技術のすべてを公開する《市民のための講座》。
“聴く”という技術――きき手は心を空にして、相手に接しなければいけない。桶に新しい水を入れるには、まず桶の中の古い水を捨ててカラッポにしておかないといけない。すると相手から吸収する分はグンと増えてくる。「聞き上手」とはつまりは“注意して聞く”=“聴く”ということである。こうして“聴く”という技術、あるいは姿勢を身につけたら、その上手下手によって、真実への迫り方は、グンとちがってくるであろう。とくに大衆伝達の手段が発達した今日では、その上手下手いかんはきき手にとって、はかりがたい得失となる。しかも生活時間の中における「聞く」という時間の占める比重からいうならば、それが効率的であるかないかは、長い人生において、大きく差がついてくるであろう。――本書より
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