星海社ＦＩＣＴＩＯＮＳ 遙か凍土のカナン〈３〉石室の天使

芝村 裕吏【著】

星海社（2014/08発売）

• サイズ B6判／ページ数 260p／高さ 19cm
• 商品コード 9784061399020
• NDC分類 913.6
• Cコード C0093

出版社内容情報

オレーナの故郷を目指す良造たちは、天使の名を持つ少女と出会う──。絶好調の『マージナル・オペレーション』前史、待望の第三弾！一行は古代の交通路を踏破し、ウクライナを目指す。その途上で出会った、石室に一人暮らす女は、“天使（ジブリール）”と名乗った──。
グレンとジニを加えた良造たち一行は、古代の交通路を踏破し、一路ウクライナを目指していた。
その途上で発見された水源近くの嶺には、人生の大半を石室の中で暮らす、一人の女の姿があった。女は良造に名乗る。“天使（ジブリール）”と──。
出会いと別れ、そして度重なる諍いの果て、良造とオレーナの関係性にも変化の季節が訪れ、物語は新たなうねりを生み出していく……。
芝村裕吏×しずまよしのりのタッグが贈る『マージナル・オペレーション』前史、第三弾にして、“帰国篇”堂々のフィナーレ！

芝村 裕吏［シバムラ ユウリ］
著・文・その他

しずま よしのり［シズマ ヨシノリ］
著・文・その他

内容説明

グレンとジニを加えた良造たち一行は、古代の交通路を踏破し、一路ウクライナを目指していた。その途上で発見された水源近くの嶺には、人生の大半を石室の中で暮らす、一人の女の姿があった。女は良造に名乗る。“天使”と―。出会いと別れ、そして度重なる諍いの果て、良造とオレーナの関係性にも変化の季節が訪れ、物語は新たなうねりを生み出していく…。芝村裕吏×しずまよしのりのタッグが贈る『マージナル・オペレーション』前史、第三弾にして、“帰国篇”堂々のフィナーレ！

著者等紹介

芝村裕吏［シバムラユウリ］
ゲームデザイナー、作家、漫画原作者。第５回日本ゲーム大賞優秀賞、第３２回星雲賞メディア部門を受賞した『ガンパレード・マーチ』などを手がける。近年は多くの漫画原作も手がけている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[よっち]

ウクライナを目指す一行がその途上で出会った、石室に一人暮らす褐色肌の女ジブリールとの出会いの物語。オレーナの攻勢に押され気味なことを半ば自覚しながら、頑なな姿勢を崩さなかった良造も、オレーナと二人で過ごす時間を持つ中で、今まで言えなかったことを正直に話したり、何度も思いをぶつけ合ったり、オレーナが高熱に倒れたりする中でようやくその覚悟も決まりましたかね。ジブリールもいい人そうだったんですが。。。二人の関係にもひと区切りもつきそうで帰国編も完結。苦難の道も二人一緒ならきっと頑張れますね。建国編も楽しみです。

2014/08/19

[まりも]

帰国編最終章。今回はオレーナと良造の関係にきちんと答えを出す回。褐色系美女ジブリールも登場するが報われない結末すぎて悲しい。なんとか次も出てきて欲しいわ。ジニの事といい無自覚にフラグ立てちゃう良造さんの罪だな。オレーナと二人で過ごす時間が出来たことでようやく腹を括ったみたいですが今後もこんな事ありそうですね。次巻は物語も動きそうなので楽しみ。マジオペと繋がってるみたいなので早めにマジオペも読んどきたい。

2014/08/24

[ぺぱごじら]

感情を理屈で押し返し、族長ジニを連れての村の引っ越し先探し。石室の『天使』との邂逅でマジ・オペ主要ヒロイン一族勢揃い。仏教徒のアラタには第三夫人という概念は無いし(苦笑)。とりあえず収まる処へ収まった『帰国篇』のラストだが、最後のオレーナの意地悪を後に『可愛い独占欲』に丸めるのか『外道＆非道＆畜生な仕打ち』に落とすのか、そこが今後の見所。占いが当たりませんように、と祈ってはみたいが、難しかろうなぁ。2014-148

2014/08/24

[miroku]

ついにジブリールまで・・・。大サービスである！

2016/11/22

[ren]

こ、言葉使いの逆転とは…関係性の変化をこれでもかと自然に印象付られる手法に唸らされた。そして肝心の中身は良造やっちまったな編とでも言うべきか（笑）ジブリール28歳の魅力に読者の方が良造よりクラクラしたわ！再登場して欲しいような、可哀想だからそっとしてあげたいような…複雑なエピソードでした。いよいよ次回から建国！ということで全力で楽しみです‼︎

2014/09/01