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出版社内容情報
キャリア官僚・月成拓馬と極道の娘・海音寺詩乃。全てを失った二人が出会い世の中への復讐劇が始まる！ 至道流星の新シリーズ開幕！
政界・官界・財界を巻き込んだ一大スキャンダルの贈収賄事件の容疑者として検察に逮捕され、瞬く間に“日本国民の敵”へと仕立て上げられた経済産業省の役人・月成拓馬。
有力任侠団体、海音寺一家の総長である父親の有罪判決を引き金に、警察とマスコミに自らの夢を奪われた海音寺詩乃。
キャリア官僚と極道の娘――。絶望の淵に突き落とされた二人が出会い、裏社会から表社会への壮大な“復讐劇”が開始される……。
至道流星入魂の新シリーズ、ここに開幕！！
内容説明
政界・官界・財界を巻き込んだ一大スキャンダルの贈収賄事件の容疑者として検察に逮捕され、瞬く間に“日本国民の敵”へと仕立て上げられた経済産業省の役人・月成拓馬。有力任侠団体、海音寺一家の総長である父親の有罪判決を引き金に、警察とマスコミに自らの夢を奪われた海音寺詩乃。キャリア官僚と極道の娘―。絶望の淵に突き落とされた二人が出会い、裏社会から表社会への壮大な“復讐劇”が開始される…。至道流星入魂の新シリーズ、ここに開幕！！
著者等紹介
至道流星［シドウリュウセイ］
小説家、会社経営者、投資家。第７回講談社ＢＯＸ新人賞・流水大賞を受賞し、『雷撃☆ＳＳガール』（『世界征服』に改題し星海社文庫より好評発売中）にてデビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yobata
25
政界の一大スキャンダルの容疑者として担ぎ上げられた経済産業省の一役人・月成拓馬。心折れ,自白を強要されるも何とか勝ち取った無罪であったが拓馬を待つのは社会的死だった。そして有力任侠団体の海音寺家の長女も父親の有罪判決によって謂れなき迫害を受け…至道流星さんが描く裏社会からの"復讐劇”。政治,経済界での成り上がり作品でおなじみの至道さんだけど、今回は冤罪をかけられた男と生まれによって夢を断たれた娘が日本の社会システムに"復讐”を掲げ狼煙をあげる一作。3冊構成で今回は、拓馬,詩乃の境遇から出会いまで。→2016/08/12
ホシナーたかはし
8
映画「それでも僕はやってない」を観ていると、より分かりやすくなる、国家権力とマスゴミが悪辣であり、それら「一個人でどうにか出来るような相手じゃない」奴らに対しどう復讐していくのか、その序章。ご都合主義な展開にならない事を期待。本作の良い所はマスゴミが上手に書かれているところ、最近だとSTAP細胞を発見した女性学者に対し、研究の成果を報道するでなく、彼女や彼女の家族の、本当にどーでもいい事をプライバシーガン無視してテレビに垂れ流し、ネイチャーで反論が出た途端手のひら返して批判する・・・2014/02/26
晦夢
8
絶望した2人の裏社会から表社会への復習劇。すげぇ面白かった。マスコミの怖さが半端ねぇな。2013/12/20
otsuri
8
至道さんには珍しくヘタレ主人公。純情ウルフ含め、衝撃が走りました（笑）。キャリア官僚としての華々しい生活から一転、収賄事件の容疑者として逮捕されてしまった拓馬。その後の彼のダメ人間っぷりは見ていて心がいたくなります…。今後の展開がどうなるかはわかりませんが、論理よりも感情に重きを置いた作品になっていきそうな感じですね。ブラックユーモアだけでなく純粋なコメディ要素も多段に含まれそうで続きが楽しみです。2013/10/26
T.Y.
8
東京地検特捜部によって逮捕され、職を失って汚名を着せられた元・経産庁官僚と、父親がヤクザであったために絵描きの夢を奪われた海音寺詩乃。この1巻は二人の転落の物語で、最後に二人が出会うところまで。検察や警察、そしてとりわけマスコミの嫌らしさは最近の現実の事件を踏まえているだけに迫真性十分で、えげつない。『世界征服』シリーズのように『サムライガール』と対になる暗黒面の物語かも知れないが、どこかに陰謀を一手に握る敵がいるわけではないだけに、戦いの道は遠そう。だが、こんな世間を引っ繰り返してやれ。2013/10/23
