星海社FICTIONS
フェノメノ〈2〉融解ファフロツキーズ

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  • サイズ B6判/ページ数 259p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784061388550
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

新鋭・一肇のホラーミステリーを安倍吉俊が彩る注目のシリーズ第二弾! “怪雨現象”を追う夜石とナギに迫る新たな絶望――!「――間違いない。これからヤバいことが起きる」
「もう、美鶴木夜石(みつるぎよいし)とは関わらないこと」
知る人ぞ知る本物のオカルトサイト、『異界ヶ淵』管理人のクリシュナさんの忠告もつかの間、再び俺の前に現れた闇色の瞳の美少女・夜石は呟く。
「なぜ、あの時計はいつも遅れるのかしら」
血の雨が降る皇鳴(こうめい)学園の時計塔、転生する猫、読めば死ぬ呪いの書……。あり得ない場所に、あり得ないものが突如落下してくる武蔵野怪雨現象(ファフロツキーズ)の最中、皇鳴学園の歪みの果てに「もういるはずのない少女」の影が立ち上がる……! 一肇×安倍吉俊のタッグが描き出す、極上の青春怪談小説!!

一 肇[ニノマエ ハジメ]
著・文・その他

安倍 吉俊[アベ ヨシトシ]
著・文・その他

内容説明

「もう、美鶴木夜石とは関わらないこと」知る人ぞ知る本物のオカルトサイト、『異界ヶ淵』管理人のクリシュナさんの忠告もつかの間、再び俺の前に現れた闇色の瞳の美少女・夜石は呟く。「なぜ、あの時計はいつも遅れるのかしら」血の雨が降る皇鳴学園の時計塔、転生する猫、読めば死ぬ呪いの書…。あり得ない場所に、あり得ないものが突如落下してくる武蔵野怪雨現象の最中、皇鳴学園の歪みの果てに「もういるはずのない少女」の影が立ち上がる…!一肇×安倍吉俊のタッグが描き出す、ありとあらゆる怪異を詰め込んだ極上の青春怪談小説がここにある。

著者等紹介

一肇[ニノマエハジメ]
作家。ニトロプラス所属。『桜ish‐推定魔法少女‐』(角川スニーカー文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

miroku

17
ナギの引き寄せ体質は相変わらず。ファフロツキー現象と、今回の出来事の関連性が気になる。急ぎ3巻に向かう!2017/11/08

サケ太

11
向こうの世界からの誘い。新たな決意を胸に生活を始める凪だが、様々な人々の警告も虚しく飛び込み、もしくは巻き込まれる。様々な怪奇現象に繋がりはあるのか。異様な雰囲気に心を鷲掴みにされる。2019/02/11

ブナ太郎

7
わわわっと、気になるところで終わってしまった。夜石に姉がいる(いた?)ことが発覚し、たぶんそれはかつてクリシュナさんを崩壊寸前まで追い詰めたあの人なのであろう。ちょっと夜石が不憫でならない。姉がああならば、彼岸に魅かれるのは必然か。附属高校は、かつて神野江ユイが忌み語のオンパレードであった校舎内を破壊し尽くしたせいで、「彼女」の野望が叶うことはなかったが、どうやら大学の図書館には彼女が書き残した禁書がまだ残されていたらしい。その名は「ろろろ」。まだなぜ怪雨現象が起きているのかは、まったくの謎。今度の怪異す2013/03/06

yosa

6
夜石というヒロインの存在感が凄い。触れてはいけない存在だというのに、危機に陥った時に忽然と登場する安堵感は正義の味方じみていて、それでいて且つ圧倒的な不安や不気味さも主人公や読者へ同時に与えているという、わけのわからない矛盾したバランス。台詞回しも独特で、わかるような、わからないような、どちらにしても碌でもないことは確実で、そこから空気が変わり彼岸へ至ってしまうような感じがとても出ている。うん、いいじゃないか。お近づきにはなりたくないけれど。表記はないけれど上下巻とのことで、話が落ちてないのは仕方がない。2015/07/10

ころん

6
凪人は実家で心のリハビリをしていたが、東京で空から魚が降ってくる怪雨事件が起こっていると知り居ても立ってもいられなくなり、下宿へと帰ってくるなりクリシュナさんに会いに行く。『異界ヶ淵』の運営に関わることになるが、今後一切夜石に会わないようにクリシュナさんから言われる。気が付けばあちら側に引き込まれているような、でもホラー特有の怖さはなくて、独特の読み心地がクセになる。クリシュナさんが5年前に遭遇した事件と、凪人が巻き込まれた一連の出来事に関わっていた少女が判明したところで物語は次巻へ。き、気になる…!2013/03/12

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