星海社新書
現代中国経営者列伝

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061386136
  • NDC分類 332.8
  • Cコード C0234

出版社内容情報

明治維新と高度成長が一緒にやってきた?現代中国経済の急速な発展を“改革開放の風雲児たち“の型破りな人生を辿りつつ読み解く!傑物8人の列伝から読み解く、現代中国経済史!
トウ小平による改革開放政策の開始から30年あまり。中国経済は驚異的なスピードで成長を続け、ついには日本を追い抜き、世界第2位の経済体へと発展を遂げた。経済の近代化が遅れていた中国にとって、「明治維新と高度成長が一緒にやってきた」ような狂騒の時代――その中から「改革開放の風雲児」ともいうべき起業家たちが現れる。本書では、世界一のPCメーカーとなったレノボの柳傳志、孫正義からの伝説的資金調達でも知られるアリババの馬雲ら傑物8人の人生を通じて、現代中国経済の発展をたどっていく。風雲児たちの破天荒なエピソードの数々は、長期低迷にあえぐ日本人が忘れてしまった「経済成長の楽しさ」を教えてくれるだろう。

【目次】
序 章
「失われた20年」と「楽しい成長」
明治維新と高度経済成長が一気にやってきた
励志書籍から読み解く中国経済史
中国ビジネスを知らないでは済まされない時代に
前史としての新中国の経済
改革開放という「時代の追い風」
第1章 「下海」から世界のPCメーカーへ 柳傳志(レノボ)
ハイテク企業の仮面を被った販売の鬼
第2章 日本企業を駆逐した最強の中国家電メーカー 張瑞敏(ハイアール)
泥臭い販売網とアニメを使った宣伝で勝利、海爾の歩み
第3章 ケンカ商法暴れ旅、13億人の胃袋をつかむ中国飲食品メーカー 娃哈哈(ワハハ)
イデオロギー批判をはねのけた国営工場買収
第4章 米国が恐れる異色のイノベーション企業 任正非(ファーウェイ)
デジタル交換機への挑戦
第5章 不動産からサッカー、映画まで! 爆買い大富豪の正体とは 王健林(ワンダ・グループ)
国有企業の「鉄飯碗」を捨てて株式企業化
第6章 世界一カオスなECは安心から生まれた 馬雲(アリババ)
チャイナ・イエローページの誕生と挫折
第7章 世界中のコンテンツが集まる中国動画戦国時代 古永鏘(ヨーク)
テレビからネットへ、未来の巨大市場に新規参入者
第8章 ハードウェア業界の無印良品ってなんだ? 雷軍(シャオミ)
コスプレ経営者が生み出した大ヒット商品
終 章 次世代の起業家たち
8人の風雲児たち
過去30年間の中国経済の軌跡
創新の時代
AI
スマート・インダストリー
シェアリング・エコノミーの旗手となった中国
シェアサイクルが台風の目に
深センをメイカーズ・ムーブメントの拠点に
コピーからオリジナルへ、「山寨王」の変貌
「アフリカの馬雲になる」
*以上、本書全目次項目より抜粋


高口 康太[タカグチ コウタ]
著・文・その他

内容説明

〓(とう)小平による改革開放政策の開始から30年あまり。中国経済は驚異的なスピードで成長を続け、ついには日本を追い抜き、世界第2位の経済体へと発展を遂げた。経済の近代化が遅れていた中国にとって、「明治維新と高度成長が一緒にやってきた」ような狂騒の時代―その中から「改革開放の風雲児」ともいうべき起業家たちが現れる。本書では、世界一のPCメーカーとなったレノボの柳傳志、孫正義からの伝説的資金調達でも知られるアリババの馬雲ら傑物8人の人生を通じて、現代中国経済の発展をたどっていく。風雲児たちの破天荒なエピソードの数々は、長期低迷にあえぐ日本人が忘れてしまった「経済成長の楽しさ」を教えてくれるだろう。

目次

第1章 「下海」から世界のPCメーカーへ―柳傳志(レノボ)
第2章 日本企業を駆逐した最強の中国家電メーカー―張瑞敏(ハイアール)
第3章 ケンカ商法暴れ旅、13億人の胃袋をつかむ中国飲食品メーカー―娃哈哈(ワハハ)
第4章 米国が恐れる異色のイノベーション企業―任正非(ファーウェイ)
第5章 不動産からサッカー、映画まで!爆買い大富豪の正体とは―王健林(ワンダ・グループ)
第6章 世界一カオスなECは“安心”から生まれた―馬雲(アリババ)
第7章 世界中のコンテンツが集まる中国動画戦国時代―古永鏘(ヨーク)
第8章 ハードウェア業界の“無印良品”ってなんだ?―雷軍(シャオミ)
終章 次世代の起業家たち

著者等紹介

高口康太[タカグチコウタ]
フリージャーナリスト、翻訳家。1976年、千葉県生まれ。千葉大学人文社会科学研究科(博士課程)単位取得退学。二度の中国留学経験を持ち、中国をフィールドの中心に『週刊東洋経済』『Wedge』『ニューズウィーク日本版オフィシャルサイト』などの雑誌・ウェブメディアに、政治・経済・社会・文化など幅広い分野で寄稿している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

飯田健雄

38
良書です。142~143ページの「闇の産業集積」には、笑ってしまった。梟雄が旧世代に入っていく意味で、一つの「白鳥の歌」かもしれない。個人的に言えば、70歳に近づいていく私にとって、なにか、懐かしさも感じさせてくれる本でもあります。2017/12/11

エリナ松岡

12
経営者の本なんですけど、近年の中国と新興の中国企業についての優れた入門書だと思います。何より面白い。読後は中国企業がアメリカ企業と同じ位身近に感じるようになりました。レノボやハイアールは国外の大企業をも呑み込むような完全無欠で冷徹な巨大企業のイメージがあったんですが、実は当時結構フラフラだったり…今安全保障問題の渦中にいるファーウェイも随分山あり谷ありだったようです。2019/01/09

ぴかいち

7
やっぱり星海社新書はいいなぁ。僕たちに新しい知識をわかりやすくとっつきやすく与えてくれる気がする。 最近アリババの話題をニュースで見て気になり読んでみた。中国人経営者が初めに何をして事業を軌道に乗らせたのかを重要視していてその切り口が面白い。中国の見え方が変わる一冊だと思う。2017/05/31

人生ゴルディアス

5
レノボ、ハイアール、テンセント、ワハハ、アリババ、ユーコウ、シャオミ、ワンダの中国八企業の経営者解説。皆奇麗に同じくらいの年齢なので、完全に政治制度が生んだ時代の落とし子なのだろう。しかし本書を読むと、いわゆる昭和のモーレツ社員やらの時代を彷彿とさせる。本書まとめでもあるが、中国のそういう脂ぎったギラギラ感は今はだいぶなりを潜め、スマートになりつつあるようだ。あとはこの先バブルとしか言えない経済を軟着陸させられるかどうかだが、中国が破たんすると日本も大迷惑なので共産党頑張ってほしい。2018/10/06

さとうしん

5
レノボ・ハイアール・アリババなど中国有名企業の創業者の事績から読み解く中国経済。レノボやハイアールの行き詰まりを見ていると、やはり電機製品中心の「ものづくり」にこだわるのはもう無理なんだなと感じる。そして所有するサッカークラブの八百長疑惑に嫌気がさしたと思ったら中国サッカー協会とスポンサー契約を結び、青少年の育成に資金を投じた王健林など、彼らのある種の意識の高さが印象に残った。20~30年後、日本は意識の高さでも中国の後塵を拝することになるのかもしれない。2017/04/28

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