星海社新書
誰がこれからのアニメをつくるのか?―中国資本とネット配信が起こす静かな革命

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061386112
  • NDC分類 778.77
  • Cコード C0236

出版社内容情報

流れ込む怒濤の中国マネーと、忍び寄る黒船Netflix・Amazon。日本のアニメは誰と手を組み、何を捨てるべきなのか。20年ぶりの大転換が、静かにはじまっている
製作委員会を立ち上げてお金を集め、深夜にTV放送し、DVD・ブルーレイを売って回収する―この20年の間、日本のアニメ業界を発展させてきたビジネスモデルが大きな転換点を迎えている。変化のきっかけをつくったのは、潤沢な資金を惜しみなく投入する中国、そして、Netflix・Amazonをはじめとした、定額映像配信サービス企業だ。彼らの登場によって戦局は大きく変化し、混迷している。本書は、15年にわたって日本のアニメを取材してきた現役のジャーナリストが、激変する日本のアニメをとりまく状況を分析し、未来を予測する1冊である。主役もいなければ正解もわからないこの時代をサバイブするのは誰だ……!?

数土 直志[スド タダシ]
著・文・その他

内容説明

製作委員会を立ち上げてお金を集め、深夜にTV放送し、DVD・ブルーレイを売って回収する―この20年の間、日本のアニメ業界を発展させてきたビジネスモデルが大きな転換点を迎えている。変化のきっかけをつくったのは、潤沢な資金を惜しみなく投入する中国、そして、Netflix・Amazonをはじめとした、定額映像配信サービス企業だ。彼らの登場によって戦局は大きく変化し、混迷している。本書は、15年にわたって日本のアニメを取材してきた現役のジャーナリストが、激変する日本のアニメをとりまく状況を分析し、未来を予測する1冊である。主役もいなければ正解もわからないこの時代をサバイブするのは誰だ…!?

目次

第1章 中国が「日本のアニメ」をつくる時代(アニメスタジオ経営破綻、制作中断を救った中国企業;中国が買い集める日本コンテンツ ほか)
第2章 配信ビジネスの黒船上陸 NetflixとAmazonが与えた衝撃(黒船上陸、NetflixとAmazonの衝撃;配信特化の米国企業のビジネスモデル ほか)
第3章 アニメビジネスの新たな主役たち―新時代のアニメを創る人たち(宮崎駿引退宣言の衝撃;誰が宮崎駿を継ぐのか 細田守、新海誠への期待 ほか)
第4章 アニメビジネスを変える企業―映画も、映像ソフトも、CGも変わる(大躍進!「TOHO animation」誕生の理由;『君の名は。』、新海誠もスタートは映像事業部 ほか)
第5章 世界の中の日本アニメ、10年後に向けてサバイバル(やっぱり日本アニメは世界で大人気;米国・コミコン、フランス・アヌシー映画祭で見える風景 ほか)

著者等紹介

数土直志[スドタダシ]
ジャーナリスト。メキシコ生まれ、横浜育ち。アニメーションを中心に国内外のエンタテインメント産業に関する取材・報道・執筆を行う。大手証券会社を経て、2002年にアニメーションの最新情報を届けるウェブサイト「アニメ!アニメ!」を設立。また2009年にはアニメーションビジネス情報の「アニメ!アニメ!ビズ」を立ち上げ、編集長を務める。2012年、運営サイトを(株)イードに譲渡。2016年7月に「アニメ!アニメ!」を離れ、独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サイバーパンツ

12
日本アニメと中国資本の関わり、配信ビジネスの収益モデルについて、ポスト宮崎駿問題とプロデューサーの役割、TOHOやアニプレックスらの企業戦略、世界でのジャパニメーションの受容のされ方など、アニメ制作にまつわる現在の状況とこれからの業界動向の予測をビジネスの観点からまとめた本。2017年の業界状況を鳥瞰的に眺めるには良いと思う。RWBYみたいな海外の感性で日本アニメスタイルを取り入れた作品が増えて、そっちの方が現地で人気になるということは今後どんどん起こりそう。2018/06/24

GEO(ジオ)

9
これからのアニメ業界を変えるかもしれないものとして、著者が注目している要素がいくつか紹介されている。 少し前まで確かに日本のアニメ会社の下請けに過ぎなかった中国の影響がここまで大きくなるとは、予想もできなかった人も多かったんじゃないかなあ……。2017/06/03

スプリント

9
低賃金業界なので海外労働力に頼っていく流れは予想できましたが資本も海外資本に頼らざる得ない状況なのですね。ネット配信が主流となり、音楽業界同様、メディア媒体が売れなくなってきた今、やはりグッズや限定アイテムで収益を上げる方向になるのでしょうか。2017/05/07

ののまる

6
中国資本なぁ。。2017/06/14

へんかんへん

5
自分の世界認識をアップデートさせる方法を探している2017/04/24

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