出版社内容情報
流れ込む怒濤の中国マネーと、忍び寄る黒船Netflix・Amazon。日本のアニメは誰と手を組み、何を捨てるべきなのか。20年ぶりの大転換が、静かにはじまっている
製作委員会を立ち上げてお金を集め、深夜にTV放送し、DVD・ブルーレイを売って回収する―この20年の間、日本のアニメ業界を発展させてきたビジネスモデルが大きな転換点を迎えている。変化のきっかけをつくったのは、潤沢な資金を惜しみなく投入する中国、そして、Netflix・Amazonをはじめとした、定額映像配信サービス企業だ。彼らの登場によって戦局は大きく変化し、混迷している。本書は、15年にわたって日本のアニメを取材してきた現役のジャーナリストが、激変する日本のアニメをとりまく状況を分析し、未来を予測する1冊である。主役もいなければ正解もわからないこの時代をサバイブするのは誰だ……!?
数土 直志[スド タダシ]
著・文・その他
内容説明
製作委員会を立ち上げてお金を集め、深夜にTV放送し、DVD・ブルーレイを売って回収する―この20年の間、日本のアニメ業界を発展させてきたビジネスモデルが大きな転換点を迎えている。変化のきっかけをつくったのは、潤沢な資金を惜しみなく投入する中国、そして、Netflix・Amazonをはじめとした、定額映像配信サービス企業だ。彼らの登場によって戦局は大きく変化し、混迷している。本書は、15年にわたって日本のアニメを取材してきた現役のジャーナリストが、激変する日本のアニメをとりまく状況を分析し、未来を予測する1冊である。主役もいなければ正解もわからないこの時代をサバイブするのは誰だ…!?
目次
第1章 中国が「日本のアニメ」をつくる時代(アニメスタジオ経営破綻、制作中断を救った中国企業;中国が買い集める日本コンテンツ ほか)
第2章 配信ビジネスの黒船上陸 NetflixとAmazonが与えた衝撃(黒船上陸、NetflixとAmazonの衝撃;配信特化の米国企業のビジネスモデル ほか)
第3章 アニメビジネスの新たな主役たち―新時代のアニメを創る人たち(宮崎駿引退宣言の衝撃;誰が宮崎駿を継ぐのか 細田守、新海誠への期待 ほか)
第4章 アニメビジネスを変える企業―映画も、映像ソフトも、CGも変わる(大躍進!「TOHO animation」誕生の理由;『君の名は。』、新海誠もスタートは映像事業部 ほか)
第5章 世界の中の日本アニメ、10年後に向けてサバイバル(やっぱり日本アニメは世界で大人気;米国・コミコン、フランス・アヌシー映画祭で見える風景 ほか)
著者等紹介
数土直志[スドタダシ]
ジャーナリスト。メキシコ生まれ、横浜育ち。アニメーションを中心に国内外のエンタテインメント産業に関する取材・報道・執筆を行う。大手証券会社を経て、2002年にアニメーションの最新情報を届けるウェブサイト「アニメ!アニメ!」を設立。また2009年にはアニメーションビジネス情報の「アニメ!アニメ!ビズ」を立ち上げ、編集長を務める。2012年、運営サイトを(株)イードに譲渡。2016年7月に「アニメ!アニメ!」を離れ、独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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