星海社新書
ディズニープリンセスと幸せの法則

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  • サイズ 新書判/ページ数 259p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061385634
  • NDC分類 778.77
  • Cコード C0295

出版社内容情報

ディズニーの系譜を振り返れば、社会が見えてくる。『白雪姫』から『アナと雪の女王』まで、気鋭の批評家荻上チキが徹底分析。ディズニープリンセスがあなたに教える幸せの法則
あのディズニーが『白雪姫』を制作した1937年から現在に至るまで、一貫して使い続けてきた「夢見るプリンセスが幸せをつかむには?」という不変のテーマ。本書では未曾有のヒット作となった『アナと雪の女王』を中心に、移りゆく時代とともにプリンセスたちの「夢」や「幸せ」がどのように変化してきたかを読み解きます。誰もが知っている劇中歌や名台詞の分析を通じて、ディズニー映画の現在・過去・未来を見通し、作品に隠された「幸せの法則」を明らかにしてゆきます。それではさっそく、ディズニープリンセスにまつわる魅惑の歴史を紐解いてゆきましょう。

荻上 チキ[オギウエ チキ]
著・文・その他

内容説明

あのディズニーが『白雪姫』を制作した1937年から現在に至るまで、一貫して使い続けてきた「夢見るプリンセスが幸せをつかむには?」という不変のテーマ。本書では未曾有のヒット作となった『アナと雪の女王』を中心に、移りゆく時代とともにプリンセスたちの「夢」や「幸せ」がどのように変化してきたかを読み解きます。誰もが知っている劇中歌や名台詞の分析を通じて、ディズニー映画の現在・過去・未来を見通し、作品に隠された「幸せの法則」を明らかにしてゆきます。

目次

第1章 新時代のプリンセス誕生!―『アナと雪の女王』(ミュージカルアニメ『アナと雪の女王』はなぜ「傑作」なのか?;原作『雪の女王』から受け継がれるもの ほか)
第2章 ディズニープリンセスの原点―『白雪姫』『シンデレラ』『眠れる森の美女』(古典世界のプリンセスたち;美しさは善の世界観『白雪姫』 ほか)
第3章 ディズニールネッサンス期の光と影―『リトル・マーメイド』『美女と野獣』『アラジン』(30年ぶりに復活したプリンセス;王子を待ってなんかいられない!『リトル・マーメイド』 ほか)
第4章 躍進する3Dアニメーション―『シュレック』『トイ・ストーリー』(暗黒期に生まれたアンチ・ディズニー作品;ディズニーコードとのギャップに苦悩する怪物『シュレック2』 ほか)
第5章 まだ見ぬ未来のプリンセスたちへ―『魔法にかけられて』『プリンセスと魔法のキス』『メリダとおそろしの森』『塔の上のラプンツェル』(ディズニープリンセスは大迷惑!?『魔法にかけられて』;ピクサーの想像力がディズニーへと合流!『ボルト』 ほか)

著者等紹介

荻上チキ[オギウエチキ]
評論家、編集者。1981年生まれ、兵庫県出身。2009年、社会学者・芹沢一也と共に「株式会社シノドス」を設立。メディア論を中心に、政治経済からサブカルチャーまで幅広く論じる気鋭の評論家。ニュースサイト「シノドス」およびメールマガジン「αシノドス」編集長や、NPO法人「ストップいじめ!ナビ」代表理事を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

のえる

23
アナと雪の女王を中心に歴代のディズニープリンセス作品が夢や幸せをどのように描いたのか、原作との対比や三度の反復、台詞や劇中歌に着目する等ストーリー分析された本書。ネタバレ全開。 所謂ディズニーの「お約束」を3種に分け、1.0は初期作品の白雪姫,シンデレラ,眠れる森の美女。2.0はリトルマーメイド,美女と野獣,アラジン。これらに更新のビジョンを示した作品としてシュレックseries,トイストーリーseries。そして3.0のアナと雪の女王。 再読だが、指摘する内容がユニークでまた楽しませてもらった。2020/12/15

aki

22
おもしろい。ディズニープリンセスのフィクションの世界×ノンフィクションの実世界との対比。これをもとに、これからどんどん出てくるであろうディズニー作品を見ると、また、違った見方をができるのだろう。…あ、アナ雪見なきゃ!(見たことないので…)2015/04/26

サイバーパンツ

15
プリンセスと王子様は勝手に結ばれるディズニーコード1.0から、プリンセスが自発的に夢を掴みに行く2.0。ピクサーという外部から、悪は悪だから倒す、とそんな単純思考でいいのか?と批判を浴びるディズニー暗黒期。プリンセスの欲求が恋から自由へシフトし、ヴィランや異形の者、呪われし者も受け入れる=多様性を認める3.0。という荻上ディズニー史観は結構的確で面白い。最近なんか、ヴィランとプリンセスが「良い子も悪い子も関係ないのよ」的なことを歌いながら、踊ってるけど、ディズニーはこれ以上どう進化するんでしょうね。2016/09/20

ばんぶー

9
かなり読みやすいというか、正味2時間弱で読み終えた。なんというか、ワンパターンというか、初めは分析が凄いなとも思いましたが、う~ん、残らないかな(笑)2015/08/07

煮卵

6
まず初めに、こんなに誤字が多い本は初めて読んだ。編集仕事しろ!!チキチキの本はこれで二冊目だけど前回読んだウェブ炎上と比べるとかなり読みやすくてサクサクと楽しめた。アナ雪は私にとっては、近年のディズニーアニメの王道のいい方、という程度に普通に楽しんだのだけど公開から時間が経つにつれ批判的な意見も出たり論争が巻き起こる中、批判的な意見はどれも的外れに感じられ特別好きな映画というわけでもなかったアナ雪を擁護したくなるうちに言いたいことがどんどん溜まっていった、それら全てはこの本が言ってくれてたと思う。2015/06/02

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